ドゥエロ1872(DOURO 1872)は3~5人用のカードゲームです。プレイヤーはぶどう農家として、ドゥエロ川にやってくる船にワイン樽を提供します。目標の数値に対して、伏せたカードを一斉に公開する、読み合いがあるゲームです。
ドゥエロ1872(DOURO 1872)について
各プレイヤーは同じ構成の10枚の樽カードを受け取ります。さらに初期得点として5点分の樽トークンを受け取ります。
船カードと霧カードを混ぜて山札にします。
船カードには裏面に1~5の数字、表面には目標となる数値が書かれています。裏面の数字は難易度のようなもので、目標数値がいくらくらいなのかという目安です。
霧カードは裏面すべてが同じで、表面にはさまざまなイベントが書かれています。
ゲームの流れ
1.船カードをめくる
船カードを裏面のまま、霧カードがでるまで一列に並べていきます。
2.樽カードのプレイ
今回の船カードに対して、手札からカードを裏向きでプレイします。全員がそろったならば一斉に公開します。
船カードにはプレイ人数に応じた目標値が書かれています。
全員が出した樽カードの合計が目標値以上ならば、もっとも大きい数字を出したプレイヤーが2点を獲得します。最高値が複数人いれば、1点ずつ獲得します。
目標値未満だった場合は、もっとも小さい数字を出したプレイヤーが2点を失います。最低値が複数人いれば、1点ずつ失います。
フィロキセラ(ブドウネアブラムシ)カード
フィロキセラカードを持っているプレイヤーは同点の際に負けになります。一度、同点判定で負けになったならば、フィロキセラカードを左隣のプレイヤーに渡します。
霧カードにはさまざまなイベントが書かれています。
6種類ありますが、やることは船カードのときと同じように、1枚を一斉公開するだけです。あとは霧カードの指示に従います。
カードの回収
1度プレイしたカードは重ねて自分の前に置いておきます。(直前に使用したカードのみ、内容が分かるようになっています)
そうしてすべてのカードをプレイしたならば、再び手元にすべてを回収し、同じことを繰り返します。
ゲームの終了
手札が2回なくなると、ゲーム終了です。このとき、山札もちょうどなくなるようになっています。
獲得した得点を合計し、もっとも合計点が多いプレイヤーの勝利です。
お手軽なバッティング+読み合い
目標が達成できそうならば大きな数字を、目標を達成できなそうならばビリにならなそうな数字を出していくカードゲームです。
ただし、正確な目標値は分からないため、なかなか変わったプレイ感になっています。霧カードに関しては、内容すら分からずにカードをプレイしなければなりません。
今回は4人でプレイし、ルール説明からゲーム終了まで20分ほどでした。
手番ですることは手札からカードを1枚プレイするだけなので、サクサク進みます。
一斉公開した結果に対して一喜一憂するタイプのゲームなので、プレイ感としてはハゲタカのえじきに近いです。取れそうなときに強いカードを出して、ダメそうなときは弱いカードを出していく感じです。
最初に10枚のカードを使い切った後に、チャリティーがあり、手札から1枚を除外します。この除外したカードがもっとも大きければゲーム終了時にプラス1点、もっとも小さければマイナス1点になります。これにより誰が何のカードを抜いたかが分からないようになっているため、新たな読み合いが発生します。
霧カードのめくり運はありますが、1プレイが短いため、それほど気になりません。
カードを一斉公開したときに、みんなでワイワイ言い合うのが楽しいゲームです。
タイトル | Douro 1872 |
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発行年 | 2018年 |
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 15~25分 |
デザイナー | Ricardo Jorge Gomes |
BGGリンク | Douro 1872 |