サンドキャッスルはカードをプレイすることでデッキを解体していく1~4人用のゲームです。どんどんカードを場に出していき、山札と捨札がなくなったプレイヤーが出るとゲーム終了です。連続して遊ぶ場合は、デッキに含まれるカードが少しずつ入れ替わっていくため、戦略が変わっていきます。
サンドキャッスルについて
各プレイヤーは初期デッキと個人ボードを受け取ります。
個人ボードは手番で行うことが描かれており、ゲーム中はその下にカードを追加することでアクションを強化していきます。
初期デッキはカード構成だけでなく、順番も決まっているため、全員が同じデッキでプレイすることになります。
山札から6枚カードを引いたら、以下の手順でアクションを行います。
サンドキャッスルでは一人一人手番を実行するのではなく、同時に手番を実行します。自分の手番が終わったら、それを示すためにデッキの上にディスクを乗せておきます。
1.カードのドロー
山札からカードを引きます。
初期は2枚ですが、カードをプレイしていくことで引ける枚数が増えていきます。
2A.アクション
左上に書かれたコストを支払いカードをプレイします。
基本的にカードは1枚1コストして使うことができます。中には1枚で、2、3分の価値を持っているものもあります。
初期は1枚ですが、こちらもゲームが進むと増えていきます。
中にはコストを軽減してくれるものもあります。
2B.カードのドロー
山札からカードを引きます。
手番では、2Aか2Bのどちらかのアクションしか実行できません。
3.手札調整
手札上限を確認して、超過した分を捨てます。
こちらも初期は3枚ですが、ゲーム中に増えていきます。
任意アクション
手番中の好きなタイミングで黄色カードのアクションを実行することができます。
黄色カードの効果は様々で、隣のプレイヤーにカードを押しつけたり、カードを捨てて引き直すといったアクションができます。
ドローの際、山札がなくなったら捨札をシャッフルして新しい山札を作ります。新たな山札が作れない状態でカードを引ききるとゲーム終了です。
手札、山札、捨札を合計して、もっともカード枚数が少ないプレイヤーの勝利です。
デッキ構築ならぬデッキ解体
デッキをどんどん減らしていくというめずらしいゲームです。
同時に手番を行うため、待ち時間はありませんが、そのせいで相手が何を行っているのか把握しづらいです。また、カードを相手に与えるくらいしか干渉がないため、ソロプレイ感が強いです。
各アクションのどこから強化していくのか、というのがポイントです。
サンドキャッスルにはテキスト効果はなく、すべてアイコン表示になっています。そのため、複雑な効果もないので、見るべきところはコストと効果の関係です。コストが安くて弱いカードを出していくのか、コストが高くて強いカードを出していくのかでやり方が変わってきます。
基本デッキを使い、1人と2人で遊んでみましたが、そこまでプレイ感は変わりませんでした。相手から渡されるカードも大した痛手になるわけではないので、何人で遊んでもそこまで変わらなそうです。
同作者(フリードマン・フリーゼ)のフルーツジュースのようにどんどんカードが変わっていくことで面白くなっていくのかもしれませんが、正直そこまで連続して遊ぶ気にはなれませんでした。相手も同じような感想で、結局初期デッキだけでやめてしまいました。
一応、説明書でどんなカードがあるのか見てみましたが、そこまでゲーム性は変わらなそうな気はします。
好意的な評価が多かったので期待していたのですが、あまり自分には合いませんでした。
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