チャイはお茶商人となり、さまざまなフレーバーを調合していく1~5人用のゲームです。お客さんの要望を満たすようにフレーバーや食料品をそろえて、注文を完了させていきます。
チャイ(Chai)について
各プレイヤーは個人ボードを受け取ります。個人ボードは茶室となっており、自分が担当するお茶(ルイボス、緑茶、烏龍茶、紅茶、白茶)が描かれています。それから顧客カードを受け取ります。
袋の中にフレーバータイルを入れて、ランダムにマーケットボードに並べます。マーケットボードは3列あり、左から右に向かってタイルを埋めていきます。
食品庫ボードに食料品トークンを並べます。その後、アビリティカードをシャッフルしてランダムに3枚並べます。
ゲームは全5ラウンドです。
手番では以下の3つのアクションのうち、いずれか1つを行ってから、注文を完了することができます。
アクションの種類
市場の訪問
市場を訪問すると、そのときだけ使える1金がもらえます。その後、好きなだけフレーバータイルが購入できます。金額はボードに書かれています。
同じ種類のフレーバーが縦か横につながっている場合、その中の1番高い金額を払えば1度にすべて買うことができます。そのため、1金のところに縦に3つ並んでいると、1金で3つとも買うことができます。
その後、袋からタイルを補充します。
食品庫の訪問
食品庫から3つのアイテムを獲得します。
ボード並んでいるものの他に、袋からランダムに引くこともできます。
予約・アビリティの使用
顧客置き場から顧客カードを予約して、手元に持ってきます。
その後、場に並んでいる3つのアビリティカードのうち、1つを使うことができます。
手番終了時に顧客が必要なものがそろっていれば、注文を完了することができます。顧客は手元にあるもの、顧客置き場にあるもののどちらでもOKです。注文を完了したならばチップトークン1枚を裏返し、そこに描かれたものを獲得します。
ラウンドの終了
注文が完了されていき、すべてのチップトークンが裏返されるとラウンド終了です。
ラウンドトラッカーを進めて、スタートプレイヤーマーカーを左隣に渡します。
スタートプレイヤーマーカーを受け取ったプレイヤーは新たなアビリティカードを1枚引き、場にある3枚のうち、どれか1枚を上書きします。
ゲームの終了
5ラウンドが終わるとゲーム終了です。
全員が最後の手番を完了させます。このとき、チップトークンがなくても注文を完了することができます。
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
お客の要望を満たすセットコレクション
顧客カードに描かれたフレーバーや食料品をそろえていくセットコレクションです。フレーバーの獲得方法や、他のプレイヤーからお茶を買う必要があるところが特徴です。
顧客カードには必要なお茶が描かれています。
これが他のプレイヤーのお茶の場合、そのプレイヤーに1金を支払う必要があります。また、他のプレイヤーからお茶を買った場合、ゲーム終了時に追加点があります。
今回は5人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで1時間半ほどでした。
やること自体はセットコレクションのため、難しくありません。テキスト効果などの言語依存もなく、アビリティカードにアイコンがあるくらいです。
フレーバータイルの獲得時に、ちょっとしたパズル要素があるため、そこが考えどころです。市場では何個でもフレーバータイルが買えるため、1つずつ買うことで、同種類のタイルをつなげ、コンボのように上手く連鎖させることができます。
ゲーム中、ほとんどお金を獲得する機会がないため、序盤は「本当にルールがあっているの?」と不安になりました。ただ、アビリティでお金がもらえるようになるため、アビリティカードの組み合わせによって、だいぶ展開が変わってきそうです。
今回遊ばせてもらったのはKickstarter版だったので、ティーカップが本当にそのものでした。注文を完了したタイルを入れるだけなので、ゲームには直接関係はしないのですが、こういったコンポーネントは雰囲気作りに大いに役立ちますね。フレーバータイルの手触りもいいです。
シンプルなルールで、見た目もかわいらしいため、ボードゲームの導入としてもちょうどよさそうです。
タイトル | Chai |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 1~5人 |
プレイ時間 | 20~60分 |
デザイナー | Dan Kazmaier, Connie Kazmaier |
BGGリンク | Chai | BGG |