「Tenpenny Parks(テンペニーパークス)」は、さまざまなアトラクションを建ててテーマパークを作る1~4人用のゲームです。ワーカープレイスメントで獲得したタイルを個人ボードに配置していきます。
Tenpenny Parks(テンペニーパークス)について
各プレイヤーは個人ボードとお金、、目標カードなどを受け取ります。
個人ボードは両面仕様になっていて、片面はすべて同じ、もう片面はすべてが異なります。個人ボードの木のアイコンのところに樹木マーカーを置きます。
ゲームボードは、中央にメリーゴーラウンドがあるアクションスペースと3つの評判トラックがあります。
ゲームは全5ラウンドです。
各ラウンドは5つのステップに分かれています。
ラウンドの流れ
1.収入ステップ
基本の3金に加え、建設したアトラクションカードや売店タイルに示された分の収入を得ます。
2.アクションステップ
スタートプレイヤーから順番に1アクションずつ行います。ワーカーを配置して直ちにアクションを実行します。
タイルを獲得する「施設建設」のアクションには1ワーカーしか置けませんが、他のアクションにはいくつでもワーカーを置けます。
施設建設 | コストを支払ってタイルを獲得し、そのまま個人ボードに配置します。メリーゴーラウンドの位置によってコストが増減します。 |
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資金融資 | 2金獲得します。 |
樹木管理 | 個人ボードから2個までの樹木マーカーを除去します。 |
出店契約 | 売店タイル1枚を獲得して個人ボードに配置します。 |
土地買付 | 3金を支払って個人ボードを増築します。 |
配置するタイルは辺同士が接してはいけません。樹木やすでにあるタイルに重なることもできず、個人ボードからはみ出してもいけません。
タイルを配置したら、それに対応した評判マーカーを進めます。
3.ボーナスステップ
評判トラックの順位に従って、追加ワーカーを得たり、次のスタートプレイヤーになったり、お金を得たり、得点を獲得したりします。
4.宣伝ステップ
建設済みアトラクションのカードに記されたお金を支払い、得点を獲得します。
5.クリーンアップステップ
タイルを補充したり、ワーカーを手元に戻したりします。
次のスタートプレイヤーはメリーゴーラウンドの位置を決めます。同じ位置にすることはできず、必ず移動させなければなりません。
ゲームの終了
5ラウンドが終わればゲーム終了です。
- 目標カード
- 建設したアトラクション
- 評判ボーナス
- アトラクションボーナス
これらの最終得点計算を行い、もっとも勝利点が多いプレイヤーの勝利です。
ワーカープレイスメント+タイル配置パズル
ワーカープレイスメントでタイルを獲得したり、樹木を取り除いたりしながら、自分の遊園地を作っていきます。
35枚のアトラクションタイルはほぼ形が異なるため、よく考えて個人ボードに配置していく必要があります。
今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで70分ほどでした。
テーマに馴染みがあり、やることもわかりやすいです。自分のボードにどんどんアトラクションが増えていくため、見た目にも楽しいです。
ワーカープレイスメントでのインタラクションだけでなく、評判トラックでの争いもあります。1位になるとボーナスがあるため、それを踏まえた上でタイルを選んでいく必要があります。
個人ボードでのパズルは、辺同士接してはならないというわかりやすいルールなので、戸惑うこともありません。
ボードには特典が描かれたマスがあるため、上手いことそこに重ねたいところですが、他のタイルや樹木の関係で思うように置けないところがもどかしいです。
ゲーム開始時に非公開の目標カードがあるため、とりあえずどこを目指すべきかの指針があるのも好印象でした。
そこまで目新しい要素があるわけではないですが、よくまとまっており遊びやすいです。
ただ、立体になっているメリーゴーラウンドを置くと、向こう側が見えなくなるのは難点ですね。ちなみに置かなくても問題なく遊べます。
テキスト効果などがあるわけではないため、言語依存はアトラクションの名称と目標カードの条件、サマリーだけです。目標はアイコンも併記されているため、見ただけでわかるものも多いです。
日本語版が発売されれば人気が出そうな感じもしますね。
そこまで言語依存はないため、目標の一覧などがあれば、このままでも十分遊べそうです。
タイトル | Tenpenny Parks |
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発行年 | 2022年 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 45~75分 |
デザイナー | Nate Linhart |
BGGリンク | Tenpenny Parks | BGG |