カートグラファー(CARTOGRAPHERS)は地図製作者として、国土を調査して地図を完成させていく紙ペンゲームです。用紙さえあれば何人でも同時に遊ぶことができます。
ダイスでキャラクターを完成させるロールプレイヤーと同じ世界観になっているため「もうひとつのロールプレイヤー物語」というサブタイトルがついています。
カートグラファーについて
各プレイヤーにマップシートとペンを配ります。
カートグラファーには春、夏、秋、冬の全4ラウンドがあります。
各季節の終了時に得点計算があります。
A~Dのカードの下にそれぞれ得点カードを置きます。季節カードにはAB、BCといった感じでアルファベットが2つ書かれており、それに対応した得点カードを使って得点計算を行います。
ゲームは探索カードをめくり、マップシートに書き込むを繰り返します。
探索カードには森、川、農場、村のいずれかの地形と形が書かれています。2種類の地形が書いてある場合はどちらを選んでも構いません。形は反転させてもOKです。
地形を確認したらそれをマップシートに書き込みます。
このとき、シートに書かれている山を囲むとコインを1枚獲得します。コインは得点計算時に1枚1点になります。
モンスターの出現
探索カードの中にはモンスターカードがあります。
モンスターカードが出た場合、右隣か左隣(どちらに渡すかはカードに書かれています)にシートを渡して、隣の人に地形を書いてもらいます。モンスターの地形は単純に邪魔になる上に、隣接する空白のマスが1マス、マイナス1点になってしまいます。
ラウンドの終了
探索カードの左上に書かれた数字の合計が、季節カードの数字以上になるとラウンド終了です。そのときの得点カードに応じて得点計算を行います。
ゲームの終了
春、夏、秋、冬の4ラウンドが終わるとゲーム終了です。
各季節の得点を合計して、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
インタラクションが強い紙ペンゲーム
紙ペンゲームはソロプレイ感が強いものがほとんどですが、カートグラファーは隣の人のシートに書き込むため、インタラクションが強いです。
せっかく計画立てて書き込んできたものが妨害されたり、マイナスを消しづらいところにモンスターを置かれたりと、お互いに嫌な気持ちになります(笑)
やること自体はシンプルなのですが、得点カードが若干ややこしいのでゲーム開始時によく確認しておいた方がよさそうです。
今回は6人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで1時間ほどでした。
持ち主の方がラミネートされていたので、そこにさまざまな色を使って書き込むことができました。(通常は黒1色です)こうした方が見た目も賑やかでいいですね。
得点カードが16枚あり、そのうち4枚しか使用しないため、遊ぶたびに違った地図になります。得点カードの組み合わせによって、やることが変わってくるため、リプレイ性は高そうです。
得点カードはテキストで説明が書かれているので、言語依存はそれなりにあります。アークライトから日本語版が発売予定なので、気になる方はそちらを買われた方がいいかもしれませんね。
タイトル | Cartographers: A Roll Player Tale |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 1~100人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
デザイナー | Jordy Adan |