ルクソールはピラミッドを探索して、一番奥にあるファラオの墓を目指す2~4人用のゲームです。作者はイスタンブールのリュディガー・ドーンで、ドイツ年間ゲーム大賞2018のノミネート作品です。
ルクソールについて
ボード上にタイルを配置してマップを作ります。マップは渦巻き状に一本道になっています。
各プレイヤーには探検家コマが5つありますが、最初に使えるのは2つです。残り3つはボードの所定の位置に置かれ、そこを通過すると使えるようになります。
手番ではカードをプレイしてコマを進め、その後で手札を補充するだけです。
手札は5枚で順番を変えてはならず、必ず右端か左端のカードをプレイしなければなりません。補充する際は手札の中央に入れるため、補充したカードがすぐに使えないようになっています。
カードには、ただ数字がだけが書かれているもの、サイコロを振って数を決めるもの、所有するコマすべてを進めるものなど、さまざまな種類があります。
マップ上にはいくつかのタイルがあり、種類によって処理が異なります。
たとえば、財宝タイルは3種類あり、タイルによっていくつかのコマのアイコンが書かれています。書かれた個数の自分のコマをそこに置くことで、そのタイルを獲得します。
コマはそのままその場所にとどまり、次から進めますが、そのマスは以降ないものとして扱います。
他にはゴールに入るための墓の鍵、得点になるスカラベ、マスを飛ばして移動ができるトンネル、特殊な移動カードが手に入るホルスなどのタイルがあります。
2つのコマがゴールに到着すると、そのラウンドを最後まで行いゲーム終了です。得点計算を行い、もっとも合計得点が多いプレイヤーの勝利です。
あれ?これで着くはずだったんだけど
財宝タイルが取られると、そのマスがなくなるというのが曲者です。
「次に3出せばあそこに着くな」と思っていても、手番が来るころまでに数が変わっていることがあるので計算が狂います。
また、ゲーム終了時には6つのカテゴリーで得点が入るため、単純に早くゴールすればいいという訳ではありません。
今回は4人で遊びましたが、初回で50分ほどとそれほど時間はかかりません。
単純にゴールした方が強いのではと思い、2コマとも自分のコマがゴールしたのですが、得点計算すると2位でした。いろいろな得点方法があるので、早く着けばいいという感じでもなさそうです。
ランダムに置かれるタイルによってコースが決まるので、遊ぶ度に違う展開になります。スカラベ以外は公開情報のため、自分がどのくらいの順位になりそうというのも想像しやすいです。
やることもカードを出して、コマを進めるだけなので分かりやすいです。
移動カードに初見では分かりづらいアイコンが多少ありますが、それ以外に分かりづらいところはなく、言語依存もありません。いろいろな要素がありつつも、とても遊びやすいゲームです。