「アニマナイズ」は3~4人用のトリックテイキングゲームです。プレイヤーはサーカスのオーガナイザーとしてメンバーを集めます。メンバーとなる動物たちは得点をもたらしますが、集めすぎると乱闘を起こしてしまいマイナスになってしまいます。
アニマナイズについて

カードは4スート1~9までの数字カードと、2~8の動物カード、2枚のライオンカードがあります。
プレイ人数に応じた手札を配ります。あまったカードはテーブル中央に置いておきます。
カードの内容を確認したならば好きな枚数だけ捨てます。
その後、あまっていたカードと捨てられたカードをシャッフルし、各プレイヤーに先ほど捨てた枚数と同じだけ配ります。ここであまったカードは使用しないため避けておきます。
切り札あり、マストフォローのトリックテイキングです。2枚のライオンが切り札で最強です。ライオンはフォローを無視していつでも出すことができます。
動物カード(紫)は特殊な存在です。
動物カードはリードか、フォローできないときに出すことができます。ライオンと異なり、いつでも出せるわけではないので注意しましょう。
動物カードはリードスートと同じ色になるため、数字が大きければトリックに勝ちます。
また、動物カードはトリックに1枚しか出せません。もし手札に動物カードしか残っておらず、出すことができない場合はゲームから脱落します。
動物カードを獲得した場合、トリックとは分けて表向きで置いておきます。
トリックを獲得したプレイヤーが次のリードプレイヤーとなり、これを手札がなくなるまで繰り返します。
ラウンドの終了
全員が手札を出し切るか、誰かが脱落するとラウンド終了です。
- 1トリック1点
- 動物カードは数字がそのまま点数
この合計が乱闘ポイントを越えていなければ、得点をチップで受け取ります。
乱闘ポイントはプレイ人数によって決まっています。獲得した得点の合計が乱闘ポイントを越えていると差分だけマイナス点になります。
ゲームの終了
プレイ人数×2ラウンドを行うか、誰かが終了得点に達するとゲーム終了です。
もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
取りすぎるとバーストしてしまうトリックテイキング

今回は3人で遊んでみました。基本はオーソドックスなトリックテイキングなのですが、動物カードの存在が絶妙です。
動物カードは数字がそのまま得点となるため、勝つためには取りたいカードなのですが、取りすぎると乱闘になり台無しになってしまいます。
3人だと20点を越えると乱闘になるため、上手く調整しながらトリックを取っていかなければなりません。
相手に得点を押しつけるトリックテイキングは少なからずあるのですが、だいたいが一気に沈んでしまいます。
マストフォローの場合、フォローできないカードはたとえ数字が大きくても負けてしまいます。そのため、フォローできなくなればどんどん相手にカードを押しつけることができます。
それに対してアニマナイズでは、動物カードがリードスートと同じ色になってしまうため、大きい数字を出すと自分が勝つようになっています。
さらに1トリックで動物は1枚だけというルールもあるため、そこまで被害が広がりません。また、フォローできる場合は動物カードは出せないため、序盤はそこまで動物が出ないようになっています。
「得点は取りたいけれども取りすぎはダメ」というのが基本にあるのですが、細かいところまで考え尽くされている印象で、とても感心しました。
トリックテイキング好きならば、まず間違いなく楽しめるゲームです。
