フィールド・オブ・グリーンは農業をテーマにしたゲームです。プレイヤーは脱サラした農家として政府の援助を受けながら農場を発展させていきます。ドラフトを行ってカードを選び、配置の条件に気をつけながら自分の農場を広げていきます。
フィールド・オブ・グリーンについて
ゲームには、畑、家畜、施設、建物の4種類の場所カードと、サイロカード、給水塔カードががあります。それぞれ別の山になっており、サイロと給水塔はすべて同じ効果です。場所カードはどれが何の山なのか分かるように置き場タイルが用意されています。
他に食料トークン、水トークン、勝利点トークン、お金があります。
さらに、場所カードの効果で獲得できる農業資材タイルがあります。
ゲームは全4ラウンドあり、各ラウンドは3つのフェイズに分かれています。
1.維持フェイズ
ラウンドマーカーを進め、政府からの支援物を受け取ります。
さらに親プレイヤーから順番に場所カードを取ります。6枚の場所カードを引くのですが、どこから何枚取るかは自由です。ただし、少なくとも3つの山から引く必要があります。カードは途中で見ることはできず、6枚引いてから確認します。
2.アクションフェイズ
ドラフトを行い、アクションを実行します。
最初の手札から1枚を選び、残りを隣に渡します。どちらの隣に渡すかはラウンドによって異なります。
選んだ1枚を使い、5種類のうち、いずれかのアクションを行います。
A)場所配置アクション
コストを支払いカードを配置します。
配置する際はすでに配置されているカードに少なくても1辺は接するようにします。
B)給水塔配置アクション
コストを支払い給水塔を配置します。
C)サイロ配置アクション
サイロを配置します。
D)市場アクション
カードを捨ててお金を得ます。
さらに追加で食料を捨ててお金を得ることもできます。
E)場所修復アクション
1金を支払い荒廃地となった場所カードを修復します。
A以外のアクションは選んだカードを表で捨てることで実行されます。
1枚選ぶ ⇒ アクション ⇒ 1枚選ぶ ⇒ アクション
上記を手札すべてがなくなるまで繰り返すとアクションフェイズ終了です。
3.収穫フェイズ
自分の農場にあるカードの効果を起動させ、収穫を行います。起動させるにはコストが必要で、もしこのコストが支払えない場合、そのカードは荒廃地となり、裏返されます。
これを4ラウンド繰り返し、もっとも勝利点が多いプレイヤーの勝利です。
どこに何を置けばいいのか悩ましい
カードを配置や起動に、コストとして水が必要な場合があります。こういったカードは給水塔から2マス以内に配置する必要があるため、しっかり考えておかないと後々、荒廃地になってしまいます。
また、ほとんどのカードはテキスト効果を持っており、「○マス以内に○があると」「隣に○があると」といった条件があるので、どこに何を配置するかにパズル的な楽しみがあります。
今回は3人で初プレイだったのですが、ルール説明からプレイ終了まで1時間半程度でした。カードの種類がかなりあるので新しいカードを見る度に「へえ、こんな効果もあるのか」と驚きがあります。
1戦目が思ったより早く終わり、好評だったため、続けて2戦目を行いました。
2戦目はルールがわかったこともあり1時間弱で終わりました。カードのテキストが結構あり、それらをすべて読む必要があるので、初めは結構時間がかかりそうです。
ドラフトでカードを選びますが、プレイする以外のアクションが4種類もあるため、欲しいカードがなくてもだいたい何とかなります。
自分の農場とドラフト中の手札を見比べながら「いや、今はこれじゃないんだよな」「これいけそうだな」「どれも使えないからとりあえず捨てて2金か」などと、いろいろ考えるのが楽しいです。
ゲームとしては面白いのですが、遊ぶためにはかなりのスペースが必要です。70×70のカードを各自20〜30枚程度並べることになるので、相当な広さが必要になります。
これから遊ぼうと考えている方は、その辺をご注意ください。
カードの種類が多く、さまざまな得点の取り方があるので、リプレイ性は高いです。1プレイもそれほどかからないので、テキスト効果が苦手でなければおすすめです。