あらかじめルールを確認しておいたEmpires(エンパイアーズ)を届いた当日にプレイしました。2~10人まで対応の交渉ゲームという、かなり特殊な存在です。その後、恒例のネイションズを遊びました。
Empires(エンパイアーズ)
発展、市場、戦争という3つのフェイズをそれぞれ全員同時に行っていくゲームです。
ラウンド中の交渉は誰とでも自由に行え、交渉材料はゲームに登場する資源から、自分が持つ特殊能力の使用権、未来の約束など、あらゆるものが使えます。
舞台は植民地時代で、オスマン帝国、ロシア、デンマーク、ポルトガル、オランダ、スペイン、フランス、大英国、スエーデン、オーストリア、プロシアという11カ国が登場します。各国家は独自の能力をもち、選んだ国によって初期資源が異なります。
人数+1枚の国家タイルをランダムで選び、そこから一斉投票で自分が担当する国家を選んでいきます。
今回わたしはオランダを使用しました。オランダは初期資源で国債がありません。発展フェイズ開始時に国債への支払いがあり、これを供給できないと失点になります。アグリコラやカヴェルナでいうところの食料供給のようなものです。これがないため、支払いを考えなくていいのですが、いかんせん他の資源が足りなく、上手く国家が回りません。
そんな中で強かったのがフランスです。フランスは国家能力で市場フェイズか支持に所持金がもっとも少ないと、5金と1国債を受け取ることができます。これにより、どんどん財政が大きくなっていき、それを活かして戦争でも有益なタイルを確保していきます。
今回は人民が獲得できる戦争タイルが後に固まってしまったため、それほど交渉の余地もなく、そのまま終わってしまいました。
結果は17対14対12対8と、やはりフランスの勝利でした。
ルール説明から始まり、4人でゲーム終了まで約1時間半と、この手のテーマにしてはかなり軽いプレイ感です。他プレイヤーとの交渉がメインのゲームなので、そういったジャンルが好きな人にオススメです。
ネイションズ
初プレイのEmpiresが思ったより早く終わったので、続けてネイションズを。
早くも今年2回目のプレイです。
通常通り、使用国家はランダムで決め、ローマ、ヴァインキング、ポーランド、日本の4つに決まりました。難易度もいつも通り、1人が資源3で他が資源2です。
イベントのBlack Deathにより、全員のワーカーが減ってしまい、かなりきつい展開でした。
後でこのイベントの効果がRemoveではなく、Returnだということが判明しました。カードに誤りがあるのでプレイの際は注意して下さい。
中盤から二極化が進み、上位2カ国、下位2カ国で争う展開になりました。
ポーランドはさらにワーカーを失い(※これもReturnの誤りでした)、他のプレイヤーよりもワーカーが2つ少ない状態で臨むことになりました。
わたしは日本だったので、比較的安定していましたが、同様にローマも上手く回っていました。ポーランドは途中から暴走国家と化し、資源がなくなって書物と得点を失いまくっていました。
偉業が足らなかったものの、それ以外は不足なく仕上げたつもりでしたが、終わってみると40対40対27対24とローマと同点でした。この場合、安定度がタイブレークとなるので、負けてしまいました。ローマは初期建物が強いので、建物カードが出ない展開だと、かなり有利ですね。
全員が回数をこなし、ルール説明不要のメンバーですが、それでも1プレイ3時間半と時間がかかるゲームです。しかし、ルールはスルージエイジズやシヴィライゼーションと比較するとかなりシンプルなので、文明系のゲームが好きな人にオススメです。