コロレットは2~5人用のカードゲームです。手番では山札からカードをめくって列に置くか、すでに置いてある一列のカードを引き取るかを行います。3色まではプラス点ですが、4色目からはマイナスになってしまうため、上手くプラスになるようにカード列を選びます。
コロレットについて
カラーカードは7色9枚ずつあります。他に「+2カード」「ジョーカーカード」があります。(10周年記念版だとゴールデンジョーカーもあります)
テーブル中央に人数と同じ分だけの列カードを置きます。
山札から15枚のカードを取り除き、その上に最終ラウンドカードを乗せ、さらにその上に残りの山札を置きます。言い換えると下から16番目が最終ラウンドカードです。
手番では以下の2つのアクションのうち、いずれか1つを行います。
山札から1枚をめくり、いずれかの列に置く
山札から1番上のカードをめくり、いずれかの列カードに置きます。
各列には最大3枚まで置くことができます。
列のカードを取る
好きな列を選び、そこにあるすべてのカードを獲得します。
獲得したカードは色ごとに分けて自分の前に置いておきます。ジョーカーが入っている場合は一旦脇によけておきます。
カードを取ったらそのラウンドから抜けます。
ラウンドの終了
すべてのプレイヤーがカードを取ったらラウンド終了です。
列カードを再び中央に並べ、最後にカードを取ったプレイヤーから次のラウンドを始めます。
ゲームの終了と得点計算
最終ラウンドカードがめくられたら、そのラウンドを最後まで行い、ゲーム終了です。
ラウンド終了時、ジョーカーカードをどの色として使うか決めます。
各プレイヤーはプラスになる3色を選びます。その他の色はすべてマイナス点です。+2カードは1枚につき2点です。
色ごとの枚数によって得点が変わります。(付属のチャートカードに枚数ごとの得点が書かれています)
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
取るか置くかのジレンマ
作者は王と枢機卿、ムガル、ズーロレットなどを手がけたミハエル・シャハトです。ゲーム中に感じられるジレンマを「シャハトらしい」と感じる人もいるかもしれません。
自分の得点になるカードを多く取りたいところですが、誰が何を狙っているのかは分かっています。そのため、その人が得をしないようにマイナスの色が列に置かれてしまいます。
枚数が少なくてもプラスだけで取ってしまうのか、多少のリスクを負ってでも3枚まで待つかが悩ましいです。だいたいいろんな色を混ぜられてしまうため、誰が取っても、そう上手くはいかない状態になってしまいます。
10周年記念版だと得点チャートがもう1種類増えます。こちらは3枚の時に最高点になり、あとはだんだん少なくなってしまうため、より高得点を取るのが難しくなります。
シンプルなルールでジレンマがしっかり感じられる良作です。プレイ時間も短く、合間に遊ぶのにもちょうどいいですね。
タイトル | Coloretto |
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発行年 | 2003年 |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 30分 |
デザイナー | Michael Schacht |