コンセプトは図形や色のアイコンでお題を表現する4~12人用のゲームです。出題者はボード上にあるさまざまなアイコンにマーカーを置き、正解を当ててもらいます。2014年のフランス年間ゲーム大賞の大賞作品です。
コンセプトについて
出題者は2人1組のチームになります。
山札からコンセプトカードを引き、その中から今回表現するお題を選びます。お題は初級・中級・上級と3つの難易度に分かれています。
最初にメインコンセプトの大きいコマをヒントになるアイコンの上に置きます。その後、それを補足するアイコンに対して小さいコマを置きます。さらに置きたい場合はサブコンセプトの大きいコマと小さいコマを使用します。
回答者は手番などはなく、好きなタイミングで回答することができます。出題者は惜しい回答をしたときに「惜しい」とだけ言うことができます。
チームメンバーは必要があれば、コマを置き直すことができます。
お題を当てたプレイヤーは2点の勝利点トークンを、当てられたチームのプレイヤーはそれぞれ1点の勝利点トークンを受け取ります。
それから時計回りで出題するチームを交代します。
12枚ある2点の勝利点トークンがすべてなくなったらゲーム終了です。もっとも多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝利です。
アイコンを使った伝言ゲーム
アイコンは色や形、身体の部位といった一目瞭然のものから、文学や科学といった抽象的なものまで、さまざまです。これらのアイコンを組み合わせて、お題を当ててもらいます。
初級(水色)のお題は分かりやすいものがほとんどなのですが、中級(赤色)になるとキャラクター名などの固有名詞になるため、かなり難易度がアップします。上級(黒色)は本や映画、曲のタイトルなどがあるため「どうやって表現すればいいの?」というものも少なくありません。
今回わたしのお題は「あしたのジョー」だったため、「スポーツ」「男性」「戦い」「腕」「マンガかアニメ」といったアイコンにコマを置いていきました。出題者としては、ここまで出せば分かるかなと思ったのですが、結局最後まで答えてもらえずに終わってしまいました。
この辺は世代の問題もありますね。といっても、わたしもまともに見たことはありませんが。
あらかじめアイコンという選択肢があるため、0から考えるよりはだいぶ遊びやすいです。
BGA(Board Game Arena)でも遊ぶことができるため、気になった方はぜひ遊んでみてください。
タイトル | Concept |
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発行年 | 2013年 |
プレイ人数 | 4~12人 |
プレイ時間 | 40分 |
デザイナー | Gaëtan Beaujannot, Alain Rivollet |
BGGリンク | Concept |