外出するのが難しくなってくると、なかなかみんなで集まってボードゲームをするのも難しくなってきます。そこで今回は1人で遊ぶ方法を難易度に分けて、いくつかご紹介します。
【難易度:低】トランプ

始めるまでのハードルが低いのがトランプです。
百均などでも簡単に手に入りますし、特別な用具などがなくても遊べるゲームが多いです。
Scoundrel(悪党)
Scoundrel(悪党)は1人用のトランプゲームです。
武器とポーションを駆使して、モンスターを倒しながら、ダンジョンを踏破していきます。ライフ制になっているため、それを管理するための紙とペンが必要です。

御三卿
御三卿は、かなりめずらしい1人用のトリックテイキングゲームです。
使用するのはスートごとに背面が違うマストフォロートランプです。仮想敵2人と3人戦のトリックテイキングを行い、ビッド通りのトリックを取ることを目指します。

【難易度:低】1人専用ゲーム
ボードゲームやカードゲームの中には、1人専用のものがあります。
最初から1人で遊ぶことを想定されるため、バランスが取られており、簡単に始められるものが多いです。
シェフィ
シェフィは、さまざまなカードを使って羊を増やしていくゲームです。
基本的にはカードを1枚プレイして、その後、5枚になるように補充します。敵ひつじが1,000匹になったり、すべてのひつじがいなくなってしまうとゲームオーバーです。
1,000匹まで増やすことが一応の目的ですが、そのまま何匹まで増やせるかにチャレンジするルールもあります。

【難易度:中】PNP

PNPは自分で印刷して遊ぶことができるゲームです。
無料で公開されているものも多く、印刷してそのまま遊ぶことができるゲームや切って自分でカードにするゲームもあります。
Forest Guardians
森のネズミ族3体を使い、猫たち5体を撃退するタワーディフェンスのようなゲームです。
猫たちを全滅できれば勝ち、ネズミたちが全滅してしまうと負けです。キャラクターのライフをカウントするためにコマやクリップが必要です。
1人用ゲームはダイスを使ったものが多いですが、このゲームではダイスを使用しないため、運要素がありません。どの順番で何を動かすかが重要なため、詰め将棋のような面白さがあります。

TINYforming Mars
名前を見てピンとくる人も多いと思いますが、テラフォーミングマーズを元にして作ったPnPゲームです。
1~2人用で、1人で遊ぶ場合には3種類すべてのパラメータトークンを使い切ることを目指します。1回のゲームで使うカードは7枚だけなので、始めるまでのハードルも低いです。
企業カードや称号、褒賞が加わる拡張も公開されています。

Rollway Station(ロールウェイステーション)
18××シリーズの紙ペンゲームです。
ルールとスコアシートの他に、ペンと8個のダイスが必要です。
手番では5個のダイスを振り、2個を株式、2個を線路敷設、1個を列車オークションに割り当てます。
15手番行い、得点によってさまざまな評価が与えられます。

【難易度:高】ソロルール

最近のボードゲームには1人遊べるソリティアルールが入っているものも多いです。
ただし、通常のボードゲームと同じように準備したり、片付けたりする必要があるため、遊ぶためのハードルがちょっと高いです。
イーオンズエンド
1~4人用のデッキ構築ゲームです。
魔法使いのキャラを担当して、ネメシスという大型モンスターを倒すことを目指します。
あらかじめ数体のネメシスが用意されており、サプライもランダムで選ぶことができるため、そのとき使うカードによって異なる戦略が要求されます。

アルナックの失われし遺跡
1~4人用のデッキ構築+ワーカープレイスメントです。
ライバルのキャラクターがいて、手番ごとにアクションスペースを占有していきます。ライバルに難易度が用意されているため、その人のレベルに合わせてゲームが可能です。
自分がやりたかったアクションを上手いことつぶされたりするため、誰かと遊んでいるような感覚が味わえます。

アルルの丘
国内でも人気のボードゲームデザイナー、ウヴェ・ローゼンベルクのワーカープレイスメントです。
アグリコラやカヴェルナでは、ラウンドごとに資材を補給しなければなりませんが、アルルの丘ではそういった手間がありません。それでいながらもらえる資材が増えていくため、拡大再生産の要素はしっかり残されています。
行える選択肢も多く、1人でじっくり考えながら遊びたい人にオススメです。
