ボードゲーム

[ボードゲーム] TINYforming Mars 紹介

TINYforming Mars
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TINYforming Mars(タイニーフォーミング・マーズ)は火星を開拓していく1~2人用のゲームです。タイトルを見て察しがつく人も多いでしょうがTerraforming Mars(テラフォーミング・マーズ)を元にして作ったファンメイドのゲームです。PnPゲームとして提供されており、自分で印刷することで遊ぶことができます。

PnPゲームとは

PnPとはPrint and Play(プリントアンドプレイ)の略です。

自分で印刷(Print)して、遊ぶ(Play)ゲームのことで、BGGでもさまざまなゲームが公開されています。

製品化する前の体験版として使われることもありますが、BGGではPnPゲームのコンテストなどもあり、1つのジャンルとしての地位を築いています。

印刷するだけで揃うものもありますが、コマやトークンなどを別に用意しなければならないゲームも多いです。

国内ではゲムノスケさんのTKDK PNPというサイトでさまざまなゲームが紹介されています。

BGGの使い方
BGG(Board Game Geek)を使ってみようボードゲームを遊ぶようになると「BGG」という言葉を目にしたり、耳にしたりすることがあります。最近だと自分の所有ゲーム管理にボドゲーマを...

TINYforming Marsについて

ボードゲームのTINYforming Mars

テーマはもちろんのこと、コンポーネントの見た目、使われている用語もかなりの部分が似通っています。ただ、実際にやってみるとプレイ感はだいぶ異なるので初回は分かりづらいかもしれません。

ゲームの準備

今回ゲームで使用するボードを決めます。
ボードにはマップと標準プロジェクトのコストと効果が描かれています。

白プレイヤーと黒プレイヤーをランダムで決めます。
白プレイヤーがスタートプレイヤーです。

各プレイヤーは5クレジットを受け取ります。

7枚のプロジェクトカードをシャッフルして山札にします。

プロジェクトカードには2つの内容が書かれており、片方を自分が、もう片方を相手が使うことになります。

スタートプレイヤーはプロジェクトカードを1枚引きます。
その後、どちらを使うかを選んでカードを置きます。

次に黒プレイヤー、白プレイヤーで同じことを行い、3枚のプロジェクトカードが場に並びます。

黒プレイヤーは海洋予定地以外のマスに自分の都市を1つ置きます。続いて白プレイヤーも同様に自分の都市を配置します。都市同士は隣接することができません。

ゲームの流れ

各世代は3つのフェイズに分かれています。

奇数世代では白プレイヤーが、偶数世代では黒プレイヤーがスタートプレイヤーになります。

研究開発フェイズ

スタートプレイヤーから順番にプロジェクトカードを引いて、どちら側を使用するか決めます。

プロジェクトカードにはコスト、必要条件、効果、タグが描かれています。
下部にあるタグはプロジェクトを実行しなくても自分が所有しているものとして扱います。

ゲーム準備時と同様、3枚のカードが並ぶとフェイズ終了です。

この世代では自分の方を向いている3枚のプロジェクトカードのみ使用できます。

アクションフェイズ

アクションフェイズでは、標準プロジェクトかプロジェクトカードのどちらかを行います。

1つずつアクションを行い、1度パスをしたらその世代ではもうアクションができません。(ハードパス)

両方のプレイヤーがパスをしたら、このフェイズは終了です。

すべてのプロジェクトカードは引かれたときと同じ順番で山札の下に戻ります。

産出フェイズ

この世代のスタートプレイヤーから収入を得ます。

都市 1クレジット
都市に隣接する海洋キューブ +1クレジット

収入を得た後、手持ちのお金が5クレジットを超えた場合、超過分をすべてストックに戻します。

次のプレイヤーも同様に収入を得ます。

ゲームの終了と得点計算

3種類のパラメータトークン(緑地、海洋、発熱)のうち、2種類がなくなったら、その世代でゲーム終了です。

各都市 隣接する緑地キューブにつき1点
隣接する発熱キューブにつきマイナス1点
緑地/海洋キューブ 一方のプレイヤーの都市だけに隣接している場合+1点
発熱キューブ 所有する1個につき1点

合計得点が多いプレイヤーの勝利です。

コンパクトな火星開発

TINYforming Mars

2人で遊ぶ場合は得点を競うのですが、1人で遊ぶソリティアルールでは12世代で3種類すべてのパラメータトークンを使い切ることを目指します。

今回はソリティアルールで遊んでみました。

序盤はなかなか条件が満たせず、収入も少ないのでできることがあまりないのですが、世代が進むと拡大再生産によって前にできなかったことができるようになります。

各ゲームで7枚のカード(内容は14枚分ありますが)しか使用しないので、テラフォーミングマーズに比べればだいぶ分かりやすいです。

ちなみにこのゲーム、すでに拡張も公開されています。

拡張では企業カード、称号、褒賞が加わるので、さらにテラフォーミングマーズに近づきます。

日本語ルールもBGGで公開されているため、印刷すればすぐに遊ぶことができます。テラフォーミングマーズが好きな人は試してみてはいかがでしょうか。

コンパクトな拡大再生産のゲームです。
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。