コンファメーションはトランプを使った4人用のトリックテイキングゲームです。10枚のうち、最後に残った1枚に書かれた数だけトリックを取ることを目指します。一般的なビッドだと、ラウンド開始時に何トリック勝つかを決めますが、このゲームでは状況に応じて臨機応変に目標を変えることができます。
コンファメーションについて
使用するカード
通常のトランプから絵札(K、Q、J)を抜いた40枚。
カードの強さ
強 10 9 8 … 2 A 弱
ゲームの流れ
ディーラーが1枚ずつカードを配りきります。各自の手札は10枚になります。
リードはディーラーが行います。ゲームは切り札なしのマストフォローのトリックテイキングです。一般的なトリックテイキング同様、トリックを獲得したプレイヤーが次のリードを行い、これを9トリック行います。そのため、最後の1枚が残ります。
コンファメーションでは、最後に残った1枚のランク(数字)が目標トリック数になります。そのため、最後まで残しておきたいカードはマストフォローを避けることができます。たとえば、ハートの4を残しておきたくて、他にハートがなかった場合は、それを公開して、別のカードを出すことができます。一旦出したカードはあとで変えることはできません。
9トリックが終わったら得点計算です。
- 獲得したトリック1つ 1点
- 獲得したトリック数と残った1枚の数字が同じ 10点
※ただし、公開している場合は5点
Aは1トリック、10は0トリックと見なします。
これを最初に決めたラウンド数繰り返し、合計点がもっとも多いプレイヤーの勝利です。
ゲーム中に目標を決めるめずらしさ
ゲーム中に目標を決めるというのがめずらしいです。
一般的なビッドだと、トリックが始まる前に目標を決めますが、このゲームの場合、ゲーム中に変えることができます。思ったより勝てなかったら目標を小さくし、逆に思ったより勝てるならば目標を大きくすることができます。
手札によっては微調整も可能で、たとえば2と3を残しておき、どちらにも対応できるようにしておくこともできます。
今回はディーラーを1回ずつの4ラウンドをやってみました。
1Rでは公開して成功、2、3Rは0トリックで成功、4Rでは1トリックで成功と、4Rすべてで予想が当たり、なかなか調子がよかったです。ダメかと思っても、「あれ?こっちでもいけるか?」となるのが新鮮です。
また、予想が外れてもトリック数がそのまま点数になるので、単純に取りまくっても、そこそこ戦えるのが面白いです。
一般的なビッドほどしばりがキツくなく、ルールも分かりやすいので、それほど慣れていない人にもオススメできます。もちろん慣れている人同士でも十分に楽しめるはずです。