コテージガーデンはアグリコラやカヴェルナ、オーディンの祝祭の作者であるウヴェ・ローゼンベルクの作品です。パズルのピースのようになったタイルを自分の庭ボードにはめていき、5×5のボードが埋まることを目指します。
コテージガーデン(Cottage Garden)について
ゲームには4×4の共通タイルボードと、各プレイヤーに個人ボードがあります。個人ボードはL字型になっており、さらにそこに2枚の庭ボードを置きます。
手番にすることは、共通タイルボードから1枚のタイルを獲得し、それを自分の庭ボードに配置するだけです。もし配置したときに庭ボードが埋まりきれば得点計算になります。配置し終わった庭ボードはストックに戻り、新たな庭ボードを獲得します。
庭ボードにはあらかじめ何マスかに植木鉢とガラスのイラストが描かれています。また、いくつかのタイルにもこれらのイラストが描かれています。得点計算時には、このイラストの数が得点になります。そのため、イラストのマスはタイルを置かなくても埋まっている扱いになります。点数は減ってしまいますが、イラストの上にタイルを置いても構いません。
植木鉢とガラスは別々にカウントします。得点が加算された際に、赤いラインを越えると猫タイルを獲得します。猫タイルは1マスのタイルでボードに配置することができます。
共通タイルボード以外に植木鉢タイルも取ることができます。植木鉢タイルは1マスなので、空いてしまったスペースを埋めることができます。
1アクション行うと共通タイルボードの外周にあるダイスが1マス進みます。これが1周すると1ラウンド終了です。ダイスの目はラウンド数を示しています。これを6ラウンド行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
ただし、注意したいのが最終ラウンドである6ラウンドです。
このラウンドはアクションを行う前に2点減点されます。そのため、5ラウンド目までに上手いことボードを埋めておき、6ラウンドになったならばすぐにボードを埋めきる必要があります。
1~4人で遊べるパズルゲーム
ピースの形を見て、まず思い出されるのが同作者のパッチワークです。あちらも同じような感じにタイルを1枚ずつ獲得していき、ボードを埋めていくゲームでした。
遊んでみた感じ、こちらの方がライトな印象です。植木鉢タイルや猫タイルにより、ボードがきれいに埋まらないということはないので、そこまで綿密に計画を立てなくてもよさそうです。
ガーデニングがテーマになっているのでタイルも華やかですし、パッチワークと比べて1~4人とプレイ人数の幅が広がっているのもポイントです。
ただ、個人的に気になったのが共通タイルボードのマスの大きさです。ほとんどのタイルがこのマスの中に収まり切りません。そのため、ちょっとずれたりすると、どのタイルがどっちのマスにあったのか分からなくなってしまいます。なぜタイルが収まるようなサイズにしなかったのでしょう??
タイルを取って自分の庭を埋めていくので感覚的にも分かりやすく、時間もそれほどかかりません。パズル系のゲームに抵抗がなければオススメのゲームです。