でんしゃクジラは2~4人用のカードゲームです。カードには動物や電車のイラストが描かれており、それを麻雀のように組み合わせてすべてセットにすることを目指します。
でんしゃクジラについて
カードそれぞれに動物かクジラか電車のパーツが描かれています。
サイ、ヤギ、ワニといった動物は2枚で1セット、クジラは3枚で1セット、電車は3枚以上で1セットになります。
また、動物、クジラ、電車にはそれぞれ青、赤、黄の3色があります。
最初に手札として8枚が配られます。
ラウンドは誰かが9枚のセットを完成させるまで続きます。
手番では山札の1番上から1枚か、誰かの捨札の1番上から1枚を取ります。
誰かの捨札から取る場合はその1枚で何かしらのセットが完成しなければなりません。他の人のカードでセットを完成した場合は、そのセットを表で公開します。
また、どちらの場合でも1枚を捨札にします。
各自は捨札の山を1つずつ持っており、上に重なるように表向きで捨てていきます。下にあるカードの確認はできません。
誰かが9枚のセットを完成させるとラウンド終了です。
作ったセットの組み合わせに応じて得点を獲得します。
これを繰り返し、誰かが7点を獲得するとゲーム終了です。
おれは新幹線を狙うぜ!
「1枚引いて1枚捨てる」を繰り返すので、簡易麻雀のような感じです。
このゲームの大きな特徴は電車です。
電車は赤と黄の普通の電車と青の新幹線があります。
動物とクジラは枚数が決まっているのですが、電車は3枚以上のため、ちょっと特殊です。たとえば、赤と黄の電車は先頭1枚+後ろ2枚以上で完成します。新幹線は先頭1枚+真ん中1枚以上+最後尾1枚で完成です。
そのため、セットの枚数によってあがる方法が変わってきます。これをちゃんと理解していないと「あれ?全部そろえたけどあがれないぞ?」となるので注意です。
たとえば、電車5枚をセットにしている場合、残り4枚でセットを作る必要があるのでクジラであがることは不可能です。4枚ということは動物2枚を2セットか、または電車4枚が必要になります。
これが電車6枚だと、動物ではあがることができなくなります。
今回4人で遊んだときも、麻雀を知っている人が「あれ?あがれないんだけど」となっていました。
あがったときの役には、全部同じ色や全部クジラ、5枚以上の電車などがあります。
中でも1番ロマンがあるのが「新幹線一気」で、9枚すべてが新幹線という役です。ちなみにこれを完成させると得点に関係なくゲームに勝利します。
やること自体は分かりやすく、イラストもかわいらしいので子供でも遊べそうです。ワッと盛り上がるゲームというよりは、ダベりながらずっと遊べるタイプのゲームです。
jun1sさんの部屋とボードゲームと私と酒と泪と男と女でサマリーが公開されているので、あらかじめこちらを印刷しておくと遊びやすいです。⇒ 自作の和訳やプレイエイド等