トランプを使った4人用のトリックテイキングのコルージョンをプレイした後、そのまま4人でブルゴーニュを遊びました。ブルゴーニュは久しぶりに遊びましたが、さすが名作と感じさせる面白さでした。
コルージョン
切り札なしのマストフォローのトリックテイキングですが、ゲーム中に自由に話合うことができるのが特徴です。
得点は獲得したトリックの数によってボーナスが加わるため、他のプレイヤーと協力して獲得数を調整していきます。
たとえば、2人の獲得トリック数が同じだと、その2人に10点のボーナスが入ります。このパターンがが1番協力しやすいです。
もっともボーナスが高いのは自分以外の3人が同じトリック数の場合で、これは当然、協力の余地はありません。しかし、一見協力していると思わせて、出し抜くということももちろん可能です。
自由に話していいといわれても、そもそも何を話せば良いのか分かりません。最初の数トリックは、ほとんど談合が起こらず、淡々とゲームが進みます。残りの手札と各自のトリック数を見比べて(このままいくと、アレが狙える)と分かってからが話し合いスタートです。
「何をどう尋ねるか、どう答えるか」が試される、なかなか変わり種のトリックテイキングです。
ブルゴーニュ
わたしは2年ぶりくらいで、他の3人は初プレイです。
トラヤヌス、倉庫の街、アクアスフィアなどでお馴染みの人気デザイナー、シュテファン・フェルトの代表作です。
手番ではゲームボードからタイルを獲得し、獲得したタイルを個人ボードに配置していきます。獲得にも配置にもダイスが必要で、対応した目のタイルしか獲得したり、配置したりできません。
各ラウンドでは2つのダイスを振るので、基本的には2アクションなのですが、お金を支払うことで追加アクションとしてタイルを獲得することもできます。
労働者チップを使うことで、ダイスの目を±1することができるので、そこまで運要素は強くありません。アクションとしてダイス目に関わらず、労働者チップを獲得することもできるので、どうにもならない状況が続くことはないです。
テキスト効果はありませんが、アイコンの数がかなり多いので、リファレンス必須です。知識タイルは26種類すべての効果が異なります。(別府さいさんが分かりやすいリファレンスを公開してくれています。⇒ブルゴーニュ プレイエイドとDIY)
今回はちょっと変わったプレイングをしてみようと思い、家畜をまったく取らない方針でやってみました。早めに埋まりそうなグループを優先して取り、完成ボーナスを優先して取っていきます。
しかし、4人だとそれぞれが家畜を棲み分けられるため、結構な差がついてしまいました。やはり多少はカットしていかないとダメですね。
ルール説明と準備で40分ほど、プレイに2時間ほどかかりました。さすがに4人だと時間がかかります。
労働者によるダイスの自由がきくため、かなり選択肢の幅が広いです。また、他の人のプレイ中に次の動きを考えていても、自分の番が来る頃には状況が変わってしまうので、どうしてもダウンタイムはかかります。得点方法が多様なのも長考をまねく要因ですね。
2~4人用のゲームですが、ダウンタイムを考えると2人がベストというのも納得です。