アンドロイド:ネットランナーは2人用のカードゲームです。LCG(リビングカードゲーム)と呼ばれるジャンルで、TCG(トレーディングカードゲーム)と異なり、パックにはランダムではなく、決まったカードが入っています。そのため、使いたいカードがそろうまで買い続ける必要がありません。
アンドロイド:ネットランナーについて
舞台は月と火星にコロニーがある未来です。地球には巨大な宇宙エレベーターが建設され、あらゆるところにネットワークが張り巡らされています。
プレイヤーはコーポと呼ばれる大企業か、ランナーと呼ばれるハッカーを担当し、それぞれが勝利条件を目指します。
カードゲームですが、クレジットや悪名・タグ、ブレインダメージといったトークンも使用します。
アンドロイド:ネットランナーのハードルの高さ
次々と拡張パックが日本語化されている人気作ですが、遊んでみようと思い断念した人も多いかもしれません。
ネットランナーを遊ぼうと思い、断念してしまう大きな理由は以下の2つです。
専門用語の多さ
アンドロイド:ネットランナーでは、さまざまな専門用語があります。
たとえば、カードゲームでお馴染みの手札も、HQやグリップという呼び方をしたり、捨札はアーカイブやヒープなどと呼ばれます。ちなみにすべての呼び方がコーポとランナーで異なります。
もちろんゲーム中は手札や山札などと呼んでもいいのですが、テキスト効果を理解するためには、どれが何を指しているのか分かっていなければなりません。
この専門用語の多さに、ルールを読む段階で投げ出してしまった人も多いのではないでしょうか。
ルールの非対称性
アンドロイド:ネットランナーでは、プレイヤーはランナーとコーポを担当するのですが、それぞれルールが違います。
カードの構成も違えば、置き方も違い、勝利条件まで異なるので、ちゃんと遊ぶには2つのルールを理解する必要があります。
また、多くのTCGと異なり、ネットランナーは1ターンでできるアクション数が制限されています。ボードゲームに馴染みがある人ならば、AP(アクションポイント)制といった方が理解が早いかもしれません。
ランナーは4アクション、コーポは3アクションとアクション回数まで異なります。
それぞれ何を目指すべきか
先述したように、ランナーとコーポでは目指すものが異なります。
そのため、勝利するためにはそれぞれが何をどうすればいいのかを知る必要があります。
というわけで次回はコーポのカードや立ち回りについて説明していきます。