アンドロイド:ネットランナーを遊ぶための入門記事1回目です。ここではコーポにはどんなカードがあり、何をすればいいのかを説明していきます。
コーポは何を目指すのか
コーポの目的は、計画書をインストール(裏向きで場にプレイ)して、それをアドバンスし(プレイされた計画書にアドバンストークンを乗せる)、得点化することです。計画書には得点化するのに必要なコストが書かれており、それを満たすトークンを乗せることで表向きにし、得点化することができます。
しかし、ランナーが計画書を盗もうとしてくるので、アイスで守らなければなりません。
コーポはアイスでサーバー(計画書が置かれた場所)を守りつつ、計画書を得点化して7点取ることが目的です。
デッキによっては、ランナーにダメージを与えて倒すこともできます。
コーポのカード
ID
コーポ、ランナーのどちらもIDを持ちます。
IDの役割は、プレイヤーに与えられる特殊能力と、どの派閥のデッキかを示すことです。そのため、IDカードはデッキに含まれず、常に公開されています。
派閥はコーポが4種類、ランナーが3種類です。
自分でデッキを組む場合、他の派閥のカードを入れることもできますが、あくまで何枚かを追加する感じです。TCGのように2色デッキといった組み方はしません。
計画書
これをインストールして、アドバンスすることがコーポの目的です。
カードの右上に必要なアドバンスコストが、中央左には得られるポイントが書かれています。
また、多くの計画書はテキスト効果を持ちます。
資材
資材はインストールしてからレゾする(コストを支払って表向ける)ことで資金や特殊効果をもたらします。
計画書と同じようにサーバーにインストールするので、ランナーを惑わすことができます。計画書かと思って侵入してきたランナーにダメージを与える資材もあります。
任務
即時効果をもたらします。
効果を発動したら、そのままトラッシュ(捨札へ移動)されます。
強化
インストールすることで、サーバーを強化します。
こちらのアイスを強化したり、相手のランの負荷を高めます。
アイス
計画書の前に横向きにインストールして、サーバーを守ります。
アイスは裏向きのまま存在していて、ランナーが侵入してきたときに、レゾ(コストを支払って表向ける)ことで発動します。
イメージ的にはTCGでいうところのモンスター、クリーチャーのようなものです。
アイスにはバリア、セントリー、コードゲート、トラップの4種類があります。
これは属性のようなもので、ランナーは同じサブタイプのアイスブレイカーを使わないと侵入ができません。たとえば、コーポがセントリーのアイスをインストールしていて、ランナーがセントリーのアイスブレイカーを持っていない場合、そこには進入不可になります。こうなるともはや勝負にならないので、ランナーは4種類すべてのアイスを突破できるようにデッキを組むのが普通です。
コーポのアクション
コーポはターン開始時に1ドローがあります。ここでカードを引けない場合、コーポの負けになります。
アクションフェイズでは以下の中から任意の順番で3アクション行います。同じアクションも可です。
- 1枚ドロー
- 1クレジット(1金)
- 計画書か資材か強化かアイスを1枚インストール
- 任務をプレイ
- カード1枚をアドバンス
- タグ付けされているランナーのリソースをトラッシュ
- ウィルスカウンターの廃棄
- 効果の発動
アクションの中にはコストがかかるものもあります。タグやウィルスは入門デッキには登場しないので、今回説明は省きます。
おさらいすると、コーポはアイスでサーバーを守りつつ、計画書をアドバンスして得点化するのが主な流れです。他に、守りを固めるために強化をインストールしたり、相手をだますために資材をインストールしたり、即時効果を得るために任務をプレイします。
コーポ、ランナーに共通していえることですが、クレジット(お金)は非常に大切です。いくらいいエンジンがあってもガソリンがないと走らないように、強力なアイスがあってもクレジットがないとレゾできません。
そのため、いかに効率良くクレジットを集めるか、というのが両者にとって重要になってきます。
コーポは守り
ランナーが攻めだとするとコーポは守りです。
侵入してくるランナーを防ぎながら、計画書を得点化していくのがコーポの目的です。
次回はランナーのカードや立ち回りについて説明します。