何かと話題になっていたクルセイダーズが届いたので、さっそく遊んでみました。見た目の印象よりもだいぶシンプルで、時間もそれほどかかりません。中量級ゲームとしてかなり重宝しそうな感じでした。
クルセイダーズ
個人ボードにあるマンカラを利用してアクションを実行していきます。
手番ではアクションコマの数だけアクションを実行するか、マンカラのタイル1枚を改良します。改良することで2つのアクションにアクション値を割り振れるようになります。
各プレイヤーが強力な個別能力を持ち、5種類のアクションを使い分けて、敵を倒したり、建物を建てたり、名声を集めたりしていきます。
初期配置はランダムですが、ゲームが始まれば運要素は一切ありません。そのため、どの順番でどのアクションを実行していくかが非常に重要です。非公開情報もないため、誰が勝っているかも分かりやすいです。
それでいて1時間程度で終わるので、かなり満足度が高いです。
あくまで敵はシステムなので、他プレイヤーに対する攻撃要素がないところも遊びやすいです。コマのデザインも種類ごとに違うので見た目もいいですね。
レッドドラゴン
赤いスートのカードがマイナス点になるトリックテイキングゲームです。
手札が配られたら規定枚数を裏向きで戻します。全員がカードを戻したらシャッフルしてすべてを公開し、スタートプレイヤーからカタン方式で取っていきます。それからゲームスタートです。
切り札なし、マストフォローのトリックテイキングで、1トリック獲得するとプレイ人数に応じた得点が入ります。ただし、赤のカードを取ると中央に書かれた数字がマイナスになります。そのため、上手いタイミングで相手にマイナスを取らせることがポイントです。
最近はひねったトリックテイキングを遊ぶことが多かったので、こうしたオーソドックスなトリックテイキングは新鮮でした。最初にカードをドラフトするルールが効いていて、なかなか面白かったです。
メンバーズオンリー
アートワークが一新されて登場したクニツィアの作品です。
5つのカテゴリーに対して、そのカードが何枚以上、または何枚以下でるかを賭けます。あとは順番に賭けとカード公開を繰り返し、最後に当たったかどうかの判定を行います。ゲーム終了時に4点以下は得点にならないため、どこを諦めて、どこを伸ばすかが重要です。
外れてしまったチップは戻ってこないのですが、ラウンド開始時にチップが1枚以下だとすべてのチップが戻ってくるため、中途半端に残すくらいならすべて外した方が次に活かせます。そのおかげもあって、大胆に賭けることも可能です。
よほど偏っていない限り、自分の手札はほとんど当てにならないため、他のプレイヤーがどこに賭けるのかを見つつ、それに上手く乗っていくことが基本ですね。
ただ、そうはいっても運要素は強いため、最終的には運命を天に任せる感じになります。
かなりギャンブル感が強いゲームでした。