メンバーズオンリーは5つのカテゴリーに対して賭けを行う3~5人用のゲームです。1996年に発売されたライナー・クニツィアの作品ですが、2020年にアートワークを一新した日本語版が登場しました。
メンバーズオンリーについて
カードは5色13枚ずつの合計65枚です。各色の2枚には「No!」が書かれています。他に賭けを行うためのゲームボードと得点ボードがあります。
各プレイヤーに通常チップ、2倍チップ、リスクチップを配ります。
カードをよくシャッフルしてプレイ人数に応じた枚数を各プレイヤーに配ります。その後、山札から2枚を公開してゲームボードの対応するカテゴリーの上に置きます。
手番では賭けとカードの公開を行います。
ゲームボードにはそのカテゴリーのカードが「○枚以上でる」「○枚以下しかでない」といった数字が書かれています。その上に自分のチップを置いて賭けを行います。他の人が置いたところには賭けることができません。
それから手札を2枚公開して、対応する場所に置きます。「No!」のカードが出されると1枚が相殺されてなくなります。
これを繰り返していき、手札が残り3枚になったら、1枚を捨てて残り2枚を一斉に公開します。対応する場所にカードを置き、それぞれ賭けが成功しているかどうかを判定します。
勝利点に応じて得点ボード上のキューブを移動させます。
これでラウンド終了です。
再びカードをすべてシャッフルして、上記を繰り返します。
ゲームの終了
ラウンド終了時に5つのカテゴリーすべてで5点以上が取られていれば(同一人物でなくてよい)ゲーム終了です。
最終得点計算では4点以下は得点になりません。5点以上のカテゴリーを合計して、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
わざと外すこともポイント

外したチップはラウンド終了時に戻ってきません。ただし、ラウンド開始時に持っているチップが1枚以下だとすべてのチップが戻ってきます。そのため、効率良く賭けを行うためにはわざと外す必要も出てきます。手元に2つしかチップがない状況が1番よくありません。
今回は4人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで1時間ほどでした。
4点以下は得点にならないというのがポイントで、無理だと思ったカテゴリーは諦めてしまった方が無難です。今回は早々に5点以上を2つ出したプレイヤーが出て、その人の勝ちかなという雰囲気になりました。しかし、そこからなかなか終了トリガーが引かれず、かなり間延びしてしまいました。
「もう終わりでいいんじゃないの?」という雰囲気から、さらに2ラウンドほどやり、結局その人の勝利で終了しました。
自分の手札から多少の予想はつくものの、かなり運要素は強いです。ラウンド終了時に「No!」を出されることを考えると、最後まで予測がつきません。その分、当てたときの喜びもひとしおです。
また、チップの中には得点を倍にするものがあるので一発逆転を狙うことも可能です。4点以下は0点になるめ、最後は大きく狙いに行く人が多くなり、いかにも賭けっぽい雰囲気がでてきます。
タイトル | Members Only |
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発行年 | 1996年 |
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 60分 |
デザイナー | Reiner Knizia |