クルセイダーズは中世の戦闘騎士団の長として教団の影響力を広げていく2~4人用のゲームです。個人ボードのマンカラを使ってアクションを行い、マップ上の敵を倒したり、建物を建てたりしていきます。
クルセイダーズについて
各プレイヤーに個人ボードとアクションウエッジタイル、コマ類を渡します。騎士団タイルをランダムに2枚ずつ配り、どちらか1枚を選びます。これにより、個人の能力が決まります。また、個人ボードには建物コマが置かれており、建設することでその下に書かれた効果が解放されます。
ゲームボードに敵トークンと建設ボーナスタイルを置きます。
プレイ人数に応じた影響点トークンを用意します。
手番では2つの選択肢のうち、いずれか1つを行います。
手番で行えること
A.アクションの解決
コマが1つ以上置かれているアクションウェッジ1つを選び、その上にあるアクションコマ数を数えます。この数がアクション値になります。
アクションは以下の5種類です。
移動(Travel) | ゲームボード上の騎士コマを移動させます。 |
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召集(Master) | 個人ボード右上の軍隊トークン1枚を裏返します。 |
聖戦(Crusade) | ゲームボード上の敵を攻撃します。 |
影響力(Influence) | 影響点トークンを得ます。 |
建設(Build) | ゲームボード上に建物コマを配置します。 |
アクションを実行するためには十分なアクション値が必要です。アクションコマを集中させたり、建物を建てていくことで、アクション値が増えます。
アクションを実行したら、そこにあったアクションコマを右隣のタイルから時計回りで1つずつ置いていきます。(コマの分配)
B.ウェッジの改良
個人ボードにあるウェッジタイル1枚を裏返します。タイルを裏返すことで、1手番で2種類のアクションが行えるようになります。
その後、好きな場所のアクションコマを分配することができます。
ゲームの終了
サプライの影響点トークンがすべて取られると、そのラウンド終了時にゲームが終わります。
最終得点計算を行い、もっとも多くの影響点を持つプレイヤーの勝利です。
サクサク遊べるマンカラ

重量級の見た目ですが、実際にやってみると思いの外、軽いプレイ感です。
今回は4人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで1時間半ほどでした。最初からすべての要素が出ているので見通しが立てやすいです。
5種類のアクションをいかに上手く使っていくかがゲームのポイントです。改良することで2つのアクションができるようになるのですが、その手番ではアクションができないため、どのタイミングで改良するかの見極めが重要です。
また、各自が持つことになる騎士団タイルもルールを破るようなものが多く、プレイヤーごとにやることが変わってきます。今回わたしが選んだのはチュートン騎士団は通常時計回りでしか分配できないアクションコマを、反時計回りでも分配できるようになります。これによって、狙ったアクションにコマが集めやすくなります。
他の騎士団も最初からタイル3枚を改良していたり、コマの数が多かったり、コマの数が少ないもののボーナスがあったりと、個性的なものが多いです。
プレイヤー別固有能力、どんどん解放されていく能力、建築のための場所争い、マンカラの動かし方など、さまざまな要素が詰まっていつつも1時間程度で終わるコンパクトさです。満足感がある中量級を求めている人にオススメです。
タイトル | Crusaders: Thy Will Be Done |
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発行年 | 2018年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 40~60分 |
デザイナー | Seth Jaffee |