スノードニアは登山鉄道の敷設を行う1~5人用のワーカープレイスメントです。まず全員がワーカーを配置し、その後、Aのスペースから順番にアクションを実行していきます。
スノードニアについて
各プレイヤーはワーカー(ポーン)とマーカー(キューブ)を受け取ります。ワーカーは2つのままですが、コストを支払うことで一時的にもう1つ雇うことができます。
ラウンドは以下のフェイズに分かれています。
- 労働者の配置
- アクションの解決
- 契約カードの補充
- 天候のチェック
- ストックヤードの補充
これを繰り返し、最後まで駅にキューブが置かれるとゲーム終了です。
ゲームの流れ
アクションでは瓦礫の除去、鉄鉱石や石材の獲得、資源の変換、線路の敷設、機関車の開発、契約カードの獲得、測量士の派遣が行えます。
アクションスペースはA~Gまであり、全員がワーカーを配置したらAから順番に解決していきます。置いた瞬間にアクション実行ではないので注意が必要です。
機関車カードは特殊能力のようなもので、コストが軽減されたり、終了時の得点が上がったりします。ただし、1人1枚しか持つことができません。途中で変えることはできます。
契約カードは特殊効果と終了時得点が一緒になっています。そのため、どちらを重視するかで選ぶカードが変わってきます。上手くかみ合うと他のカードとコンボがつながります。
比較的オーソドックスなワーカープレイスメントなので、こういったゲームの経験があれば戸惑うようなことはなさそうです。
面白いのが天候で雨や霧になると掘れる量が減ったり、いくつかのアクションができなくなってしまう点です。次のラウンドの天気はあらかじめ公開されているので、それを踏まえた動きが要求されます。
次のラウンドは晴れだから採掘がはかどりそう
以前遊んだFoothills(フットヒルズ)が2人用のスノードニアっぽいということを何となく知っていたのですが、確かに共通点は多いです。
登場する資源やイベント発生の仕方、できるアクションなど、かなりの部分が同じです。さすがに似すぎなので調べてみると同じ作者が手がけているようでした。そのため、Foothills(フットヒルズ)は2人用スノードニアといって差し支えなさそうです。
石材や瓦礫、鉄鉱石といった資源を集めてどんどん駅や線路を作っていくのが主な流れです。機関車や契約カードがあると、よりスムーズにアクションが行えるようになります。
今回は3人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで2時間弱ほどでした。最初に準備や処理でちょっと迷いましたが、始まってしまえばそれほど難しいことはありません。
なかなか天候に恵まれず、狙っていた契約カードに関連するアクションが行えませんでした。終盤は悪天候が続き「え?これで終わり?」と、したいことができないまま終わってしまいました。だいぶ尻すぼみな結果でしたね。
スノードニアにはシナリオカードが用意されており、それを入れることでアクションスペースや機関車が変わったり、カードが追加されたりします。そうするとだいぶプレイ感も変わってきそうです。