レッドドラゴンは3~6人用のトリックテイキングゲームです。先に配られたカードから規定枚数を捨てます。それから、全員が捨てたカードを公開し、1枚ずつ取ってからトリックを行います。獲得したトリックは得点になりますが、赤のカードは書かれた数字分だけマイナス点になります。
レッドドラゴンについて
カードは4スート、0~14までの合計60枚です。
赤のスートは中央に書かれた数字がマイナス点です。
カードは配りきりです。
そのため、手札は3人だと20枚、6人だと10枚です。
カードを確認したらプレイ人数に応じた枚数を伏せてテーブル中央に置きます。その後、シャッフルしてから伏せられたカードを公開します。スタートプレイヤーからカタン方式でカードを獲得していきます。(4人で遊ぶ場合は3枚取るのでABCDDCBAABCDの順番)
切り札なし、マストフォローのトリックテイキングです。トリックを獲得した人が次のリードを行い、これを手札がなくなるまで繰り返します。
得点計算
獲得したトリック数が得点になります。
4人の場合は1トリック8点です。0トリックの場合は達成した人数によってもらえる得点が変わります。
そこから赤スートに書かれた数字を引きます。
ゲームの終了
各ラウンドごとの得点を記録していき、プレイ人数ラウンドを行い、合計点がもっとも多いプレイヤーの勝利です。
もし全トリックを獲得した場合は得点に関わらずゲームに勝利します。
オーソドックスなトリックテイキング

ハーツ(ブラックレディ)のような特定のスートがマイナス点になるトリックテイキングです。赤スートのマイナス点はランクと同じですが、11だけがマイナス26点のため、これをいつ差し込むかがポイントになってきます。
めずらしいのが最初にみんなが捨てたカードでドラフトを行うところです。
これによってスート枯れを狙うことができますが、場合によってはとんでもないカードを押しつけられることもあります。また、捨てられたカードの様子から他のプレイヤーが勝ちたがっているのか、負けたがっているのかが何となく傾向が見えてきます。
今回は4人で遊んでみました。
4人の場合、手札は15枚で、3枚を捨て、1トリック8点です。
3枚捨てられることでスート枯れを起こしやすくなっているため、1トリック目からマイナス点を差し込まれることもあります。そのため、迂闊に勝つことはできないのですが、得点を取るためにはトリックを取っていかなければなりません。
近頃、変わったトリックテイキングばかりやっていたこともあり、こういったオーソドックスなトリックテイキングは逆に新鮮でした。
3~6人と幅が広く、ルールも分かりやすいため、トリックテイキングの導入としてもよさそうです。
タイトル | Red Dragon |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 3~6人 |
プレイ時間 | 30分 |
デザイナー | Hegedűs Csaba |
