人狼ドッチは3~8人用の正体隠匿ゲームです。司会者不要で、一晩でゲームが終了するため、脱落した人が待っていることがありません。2枚渡されるカードのうち、好きな方を選んでゲームに臨みます。
人狼ドッチについて
役職は人狼、市民、占い師、裏切り者といった定番から、警察、DJ、おばけといった変わったものまで全7種類です。
人数×2枚のカードを選び、シャッフルして各自に2枚ずつ配ります。
渡されたカードを確認したら1枚をプレイする方、もう1枚を場のカードとして置きます。そのため、各自の前に2枚が縦に並ぶ形になります。
全員が目をつぶり、机を指でたたくなどして、行動する際の音をわかりづらくします。
まず早朝のフェイズに、人狼同士が仲間を確認し、占い師が誰か1枚のプレイカードを確認します。
それが終わったら昼のフェイズになり、3分間話し合いを行います。
次に午後のフェイズがあります。ここでも全員が目をつぶり、警察とDJがアクションを行います。
その後、再び目を開けて夕方のフェイズです。ここで1分間の話し合いを行い、その後に一斉投票を行います。
1番多く得票した人がゲームから追放されます。
このとき人狼が追放されれば市民チームの勝ち、
市民チームが追放されれば人狼チームの勝ち、
おばけが追放されればおばけの1人勝ちです。
司会者不要のお手軽人狼ゲーム
説明書にあるおすすめのカードセットを使い、4人で遊んでみました。
一晩で終わるのでワンナイト人狼のような感じですが、各自が2枚の内1枚を選べる、午後のフェイズでアクションがあるというのが特徴です。
何回かやってみたのですが「あれ?このゲーム、この人が勝つか、全員が勝つか(負けるか)しかないんじゃない?」というケースがありました。
ゲームに大きな影響があるのがDJで、DJは能力で誰かの場のカードとプレイカードを交換します。これにより「あの人の場のカード人狼だから交換してみんなで投票しようぜ」というケースがでてきます。
渡された2枚ともが市民チームの場合、特に隠す必要がないため、どちらのカードも話すことができます。そうすると、消去法で誰が人狼を持っているかが分かります。念のため、場のカードが何だったのか警察で確認してしまえば、確実に市民チームが勝ちます。
他の役職の組み合わせでも「1人にしかゲームの決定権がない」というケースが起こりました。
似たようなシステムで、最近よく遊んでいる究極のワンナイト人狼がありましたが、あちらは誰も中身が分からないカードがあったため、ウソをつく余裕がありました。人狼ドッチはすべての情報が分かってしまうため、さほどウソをつかなくても消去法で誰が人狼かが絞れます。
ルールは簡単で、人狼的な遊び方はできますが、少なくても4人でこのゲームを遊ぶことはもうないでしょう。