この日は初プレイのものばかりを3つ遊びました。4つの評議会は昔から名前は知っていたのですが、今回初めて遊ぶことができました。
エヴォリューション
今年8月に日本語版が発売されたゲームです。
自分のもつ動物種に対して、さまざまな特徴をつけたり、サイズを大きくしたり、個体数を増やすことで、より多くの餌を集めることを目指します。
動物種は「捕食」の特徴をつけることで、他の動物を襲うことができるようになります。襲われた方は個体数が減り、0になると絶滅してしまいます。
襲われないように自分のサイズを大きくしたり、さまざまな特徴を身につけていきます。もちろん、肉食動物の方も、それを襲えるように強化していきます。
どんどんテキスト効果が並んでいくため、TCGが好きな人向けかもしれません。絶滅しても新たに種を作れるため、ゲームから脱落するようなことはありません。また、どの特徴に対しても対策があるため、絶対無敵のようにはならないのもポイントです。
4つの評議会
タイトルは知っていたものの、今回初プレイです。
その地域にある評議員コマ(上写真のバルコニーに並んでいるコマ)と同じ色のカードを捨てることで議員を買収して、お店を建てる権利を得ます。適切な色がそろっていなければ、その分のお金を支払わなくてはなりません。また、評議員の色を自分の都合のいいように変えることもできます。
お店を建てるとその都市に描かれている報酬がもらえます。さらにそこからつながっている自分の都市すべての報酬がもらえるため、上手くネットワークを築いていく必要があります。
カードのハンドマネージメントとネットワークビルドが基本ですが、さらに家柄トラックを進めることで、さまざまなボーナスを得ることができます。
ゲームが進むにつれて、それぞれの要素の絡み合いが分かってきて悩ましさが増していきます。「都市をつなげたいが、褒賞タイルをもらうためにはこっちに建てる必要が……」といった感じに、どこに商店を建てていくかが悩ましいです。
ラウンドの概念がなく、誰かが商店を建てきるまで、ずっと時計回りに手番を行っていきます。そのため、ラウンド終了時処理などもなく、テンポ良く遊ぶことができます。また、都合の良いカードが引けるかどうかも重要なため、ほどほどに運要素もあります。
ネットワークをつなげていくゲームが好きな人にオススメです。
葉隠
マストフォローとメイフォローが同時に存在する変わったトリックテイキングゲームです。赤いカードでリードされるとマストフォローで、青いカードでリードされるとメイフォローになります。さらに、トリック中に出された枚数で強さが変わるカードもあり、勝てるかどうかの予想が立てづらいです。
また、各自が特殊な効果をもつ幟トークンを持っていて、ラウンドで1つ使うことができます。これにより、得点を倍にしたり、失点を無効にしたりできるため、手札に応じて上手く使いこなす必要があります。
コントロールがあまり効かないため、トリックテイキングをしている感覚は薄いです。ビッドなどもないため、手札が弱いとどうにもなりません。4人だと手札は4枚なので、その辺の運の強さは仕方がないと諦めるしかないですね。
ガチガチに遊ぶ感じではなく、どちらかというとパーティーゲーム寄りのトリックテイキングです。