イカロスは3~7人用のブラフ要素があるカードゲームです。7色あるカードのうち、1色を指定して、全員の合計がいくらかを予想します。次のプレイヤーからは、さらに高い数字を宣言するか、チャレンジするかを選びます。予想外な展開に盛り上がるゲームで、作者はライナー・クニツィアです。
イカロスについて
7色のカードが15枚ずつあるのですが、数字にばらつきがあります。
0が3枚、1~5が2枚ずつ、6と7が1枚ずつという内訳です。
7色それぞれの山札を作り、各プレイヤーに1色1枚ずつを配ります。
最初のプレイヤーは、まずカードを1枚交換します。
その後、いずれかの色と数字を宣言します。
この数字は、全員の手札の合計値の予想です。たとえば「赤の10」と宣言すれば、全員の赤のカードの合計が10以上あることを意味します。
次のプレイヤーからかはカードを交換して、さらに高い数字を宣言するか、またはカードを交換せずにチャレンジを行います。
チャレンジが宣言されたら、全員その色のカードを公開し、合計値がいくらになっているかを確認します。
全員の合計値が予想の値よりも大きければチャレンジを宣言したプレイヤーの失敗、小さければその前に数値を宣言したプレイヤーの失敗になります。失敗したプレイヤーはマイナス1点です。
これを全色分(7回)繰り返し、もっともマイナス点の少ないプレイヤーの勝利です。
イカロスはどこまで高く飛べる?
高い数字を宣言する前に、カードの交換が行えるのですが、宣言している色と違っても構いません。これがなかなか面白いポイントで、赤と言いながら青を捨てたりすると「あの人はもう高めの赤を持ってるのか」という判断材料になります。
もちろんブラフも可能で、0を引きつつ、一気に数字を引き上げて「高い数字引いたんだな」と思わせることもできます。
今回は4人で遊んでみたのですが「ここでその数値はないだろう」というところで、見事にそれ以上があったりして、なかなか盛り上がりました。
そのまま続けてもう1回遊んだのですが、どちらも「えー!」となるような展開が起こり、面白かったです。
ルールも簡単で、時間もそれほどかかりません。髑髏と薔薇、コヨーテやファブフィブのようなブラフゲームが好きな人にオススメです。