ケララはインド象のお祭りをテーマにした2~5人用のゲームです。各プレイヤーは象コマを移動させながらタイルをつなげていきます。2016年のオーストリアゲーム賞の大賞作品です。
ケララについて
各プレイヤーは自分の色の象コマ2つとスタートタイル1枚を受け取ります。
スタートプレイヤーは袋の中から人数分のタイルを引きます。その後、スタートプレイヤーから順番に1枚ずつタイルを取っていき、自分のタイルに隣接するように配置していきます。
タイルは5色あり、得点となる象が描かれたもの、ボーナスになる半円が描かれたもの、特殊効果が描かれたものがあります。
手番では取ったタイルを自分のタイルに隣接するように配置します。また、そのタイルの上に象を移動させなければなりません。そのため、象の隣にしかタイルは配置できません。また、すでに配置してるタイルの上に重ねるように置くこともできます。
取ったタイルを置きたくない場合は、パスすることができます。パスした場合は2頭のうち、どちらかの象を横にします。そのため、各自2回までパスできます。また、象が立ったままで終わるとボーナスがあります。
スタートプレイヤーを時計回りに交代して、袋にあるタイルがすべてなくなるまでこれを繰り返します。
得点計算ではタイルに描かれた象のアイコンの数を数えます。ただし、色ごとにタイルがつながっている必要があるため、離れている色のタイルはマイナスになってしまいます。(自分の色は2エリアまでOKです)
また、5色のうち、置いていない色のタイル分もマイナスになってしまいます。
得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
タイルを選んで象の移動を繰り返す
タイルをドラフトするため、他の人がどれを欲しがっているのか、またはどれがいらないかをよく見ておく必要があります。
その辺りはアズールを思わせますが、ケララではタイルを上書きできたり、特殊効果で移動ができるので、そこまでシビアな争いになりません。大きなマイナスを食らうならパスという選択肢もあります。
最初はタイル1枚ですが、象が移動する度にどんどんエリアが広がっていくため、見た目も派手になっていきます。上手いこと得点につながる移動経路を見つけられると、なかなか気持ちがいいです。
今回は5人で遊んでみましたが、1プレイ40分ほどと、それほどかかりませんでした。
ルールはシンプルですが、どのエリアを活かして、どこを諦めるかの選択が悩ましいです。派手さや目新しさはそれほどありませんが、いろいろな要素がほどよくまとまったゲームです。