ライナー・クニツィアのダイス・トランプゲーム集を購入したので、さっそくそこに紹介されているゲームで遊んでみました。その後は日本語版が出たばかりのフォッペンと、以前遊んだことがあるカルペ・ディエムをプレイしました。
ドゥビトー
ライナー・クニツィアのダイス・トランプゲーム集に掲載されているゲームです。
トランプを2組使用するゲームで、4列それぞれのルールに従ってカードを並べていきます。ただそれだけのルールなのですが、どこにどのカードを置くのかがとても悩ましいです。
本来のルールでは1枚ずつ置いていくのですが、今回はヴァリアントのスビトーを採用して、手番で好きな枚数だけ置いて8枚になるように補充するルールでやってみました。
最初はどのくらいカードを置いていいのか探り探りだったのですが、中盤くらいからどんどん山札がなくなり、「これはすぐに枯れてしまうのでは?」と気づいて、置けるだけ置くようにしていきました。
気づいたときには時すでに遅しで、全然並べることができないまま終了しました。
置ける枚数が多いスビトーの方がテンポがよくて遊びやすそうですが、本来のドゥビトーとどのくらいプレイ感が違うのかも試してみたいですね。
カード狩り
こちらも上記の本に掲載されているゲームです。
各自が2~Aまでの13枚のカードを保有します。
まず誰かが1枚カードを出します。以降の人はそれよりも大きなカードを出すかパスをします。ハードパスのため、1度パスをしたらそのラウンドは抜けます。これを繰り返し、最後に残った1人がそれまでに出されたカードをすべて獲得します。
今度は今獲得した人の左隣の人からカードを出し、同じことを繰り返します。
誰かの手札がなくなったら、その回を最後までやってゲーム終了です。
獲得したカード枚数がもっとも多いプレイヤーの勝利です。
全員が同じカード構成なので、どのカードでどこまで攻めるかがポイントです。シンプルながら駆け引きが熱いゲームです。
フォッペン
今月、日本語版が発売されたトリックテイキングゲームです。
マストフォローのトリックテイキングなのですが、トリック中、1番小さい数字を出した人は次のトリックに参加できません。これを繰り返して、誰かが手札を出し切るとラウンド終了です。残った手札の数字の合計値がマイナス点になります。
トリックテイキングでありながら、先にすべてを手札を出すのが目的というゴーアウトのようなカードゲームです。
4~8人とプレイ人数の幅も広いので、使い勝手がよさそうです。
カルペ・ディエム
トラヤヌスやブルゴーニュ、アメリゴのステファン・フェルトの作品です。
要素が多いイメージのフェルト作品ですが、カルペ・ディエムは比較的シンプルです。
手番ではコマを対角線上に移動させて、そこにあるタイルを獲得します。あとはそれを個人ボードに配置して、さまざまな建物を完成させると資源やお金が得られます。
ラウンドが終わると決算があり、そこでボーナスが入るのですが、これがちょっと変わっています。ボーナスカードとボーナスカードの間にディスクを置いて、その両方で得点計算します。ただし、条件を満たしていないとマイナス点があるため、どこに置くかが悩ましいです。
ボーナスカードはゲーム開始時にすべて公開されているため、あらかじめそれを確認してボードを完成させていく必要があります。
4人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで1時間半程度と、フェルト作品にしてはだいぶ軽めです。
3人と4人で遊んでみましたが、そこまでプレイ感は変わりませんね。
ただ、なんといってもタイルが識別しづらいです。新版ではこの辺が改善されればもっと遊びやすくなりそうです。