フォッペンは4~8人用のトリックテイキングゲームです。トリックの中でもっとも小さい数字を出した人がフォッペン(愚か者・おバカ)となり、次のトリックに参加できなくなります。これを繰り返し、誰かの手札がなくなるとラウンド終了です。残った手札はすべてマイナス点になるので、上手く手札を出し切ることを目指します。
フォッペンについて
カードは4スート(緑、黄、赤、青)で数字構成はスートごとに異なります。他に特殊な存在である1のカードがあります。スートごとの最大値はリファレンスカードに書かれています。
カードの他に緑のフォッペンディスクがあります。フォッペンディスクは4~6人のときは1枚、7・8人の時は2枚使用します。
使用する枚数はプレイ人数によって異なります。
ゲームはマストフォローのトリックテイキングです。1だけが特殊な存在で、どのスートのときにも出すことができます。
もっとも小さい数字を出した人がフォッペンとなり、ディスクを受け取ります。リードスートをフォローできていない人がいる場合は、その中でもっとも小さい数字の人がディスクを受け取ります。1はリードスートの1として扱います。
ディスクを受け取った人は次のトリックでカードを出すことができません。
これを繰り返していき、手札がなくなった人がいればそこでラウンド終了です。
手札を出し切った人は10点がもらえます。ただし、ディスクを持っている場合、得点はもらえません。手札が残っている人は、その数字の合計がマイナス点になります。1のカードはマイナス5点として計算します。
ラウンドを繰り返し、以下の条件を満たすとゲーム終了です。
- いずれかのプレイヤーがマイナス80点に達する。
- 10点獲得が6回以上起きる。(個人ではなく全員の合計で)
もっともポイントが多い(またはもっともマイナスが少ない)プレイヤーがゲームに勝利します。
誰が最後にフォッペンになる?
作者は電力会社やフルーツジュースのフリードマン・フリーゼです。緑のパッケージにFから始まるタイトルなので、分かる人にはお馴染みのやつですね。
フォッペンでは先にあがることが目的なので、何トリック取った、何のカードを取ったということは一切関係ありません。そのため、トリックに使われたカードはひとまとめにして避けておきます。この辺は同作者の5本のきゅうりと似ています。
ポイントになるのは1のカードの存在です。
1は数字としてはもっとも小さいので、全員がリードスートをフォローできていると負けてしまいます。ただ、スートが枯れ始める中盤以降になるとフォローできていないカードには勝つことができるため、これをいかに上手く使うかが勝敗を分けます。
今回は4人で遊んでみたのですが、10点獲得の条件を満たしてゲームが終了しました。わたしは途中までは調子が良く、プラス点になっていたのですが、最後に大きく負けてしまい3位まで沈んでしまいました。
ルールは分かりやすく、得点の増減も激しいので終盤でも逆転のチャンスがあります。また、8人まで遊べるという幅の広さも重宝しそうです。