ヴィクトリアン・マスターマインドは凶悪兵器を開発して悪事の限りを尽くす、2~4人用のワーカープレイスメントです。能力の異なる手下を使い分けながら、科学者を集めたり、建造物を強奪したり、マシーンを製造したりして、得点を集めていきます。
ヴィクトリアン・マスターマインドについて
ゲームボードに建物フィギュアやタイルを配置します。
各プレイヤーは個人ボードとワーカーを受け取ります。個人ボードには大きな機械の設計図が書かれており、コストを支払うことで完成させていきます。機械はボードごとに異なります。歯車の形のワーカーは5種類あり、それぞれ能力が違います。
ワーカーはシャッフルして裏向きの山にしておき、1番上のものしか確認できません。なくなったら再びシャッフルして山にします。
手番ではワーカーを1つ裏向きで配置します。
発動タイミングは同じアクションスペースに3つ置かれたときです。ワーカーが3つ重ねられると、それらが公開され、順番にアクションを解決していきます。
アクションはボードに描かれたものとワーカーによるものの2種類があります。中には他のワーカーのアクションを打ち消してしまうワーカー能力もあります。
これを順番に繰り返していき、誰かが個人ボードの機械を完成させたら、そのラウンドを最後まで行いゲーム終了です。またはゲーム中に少しずつ増えていくシークレットサービスのゲージが上がりきってしまってもゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも合計点が多いプレイヤーの勝利です。
変則非公開ワーカープレイスメント
作者は世界の七不思議や花火を手がけたアントワーヌ・ボザとブラッドレイジやクォーリアーズのE.ラングのコンビです。
5種類のワーカーを必ず1回ずつ使わなくてはならなかったり、3つ揃ったら発動だったり、他の人に分からないように裏で配置したりと、ちょっと変則的なワーカープレイスメントです。
大まかな流れは銅板やネジといった資材を集めて、大型マシーンを完成していく感じです。その際、完成させたパーツごとに能力が解放されていきます。
さらに特殊効果をもたらす科学者を獲得したり、得点になる歴史的建造物を強奪したりしていきます。
今回は4人で遊んだのですが、ルール説明からゲーム終了まで1時間ほどでした。見た目よりかなりあっさりしたプレイ感で時間もかかりませんね。
わたしは科学者には目もくれず、とにかくパーツを集めてマシーンを完成させました。他のプレイヤーが半分も組み立ててない状態でゲームが終わりましたが、結局、合計点が少なく2位に終わってしまいました。
基本的に手番では裏向きで1つを配置するだけなので、特に難しいところはありません。ただ、ワーカーによって効果が異なるので「こっちだとこれが発動するけど、こっちは発動しない」といったことが最初分かりづらいかもしれません。
建物のフィギュアが何種類もあったり、個人ボードのマシーンのデザインすべて違っていたりと、凝ったコンポーネントのゲームです。
ゲームに登場するミッションカードの詳しい説明はグループSNEのサイトに公開されています。ヴィクトリアン・マスターマインドルール補足