マイベストシェフは、レストランの支配人として、さまざまなスタッフを雇い、最高のお店を作ることを目指す2~4人用のゲームです。スタッフを採用することで拡大再生産をしていきます。
マイベストシェフについて
各プレイヤーは支配人カードとサマリーカードを受け取ります。支配人カードの1枚に呼び鈴が書かれており、それを受け取った人がスタートプレイヤーとなります。
スタッフカードを1~3のレベルごとに分けてシャッフルし、山札にします。その後、レベル1から5枚、2から4枚、3から3枚をめくり、サプライとして並べておきます。
トークン類は種類ごとに、まとめて置いておきます。
ゲームの流れ
スタートプレイヤーから時計回りに1アクションずつ行っていきます。
アクションの種類
リストアップ | 場に並んでいる1枚を手札に加える。 または、場の1枚を山札の下に戻し、その後補充をして、その中から1枚を手札に加える。 ※手札上限は2枚のため、上限を超えてしまうような場合、このアクションは選択できない。 |
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調達 | 好きな色の資源トークン1つを獲得。 ※所持上限を超えてしまう場合は、上限内に収まるように任意の数を戻す。 |
変換 | 資源1つを異なる資源1つに変える。 |
清掃 | 廃棄トークン1つを除外。 |
採用 | 場に並んでいるカードか、手札のカードをコストを支払ってプレイする。 |
スタッフカードは、さまざまなテキスト効果を持っています。特定のアクションを選んだときに発動するものや、条件を満たしたときに発動するものなど、発動のタイミングも異なります。
また、スタッフの効果により、別のスタッフの効果が発動することもあります。ただし、1ターンにつき各スタッフは1回ずつしか発動できません。
ゲームの終了
誰かが支配人カードを含めた11枚をプレイすると、そのラウンドを最後まで行いゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
得点計算
- スタッフカードの得点
- 評価点トークン
- スタッフカードのゲーム終了時得点
- 5色のカードのうち、プレイされていない色×(マイナス5点)
- 廃棄トークンの個数の2乗がマイナス
テキスト効果を使った拡大再生産
どんどんカードをプレイしていくことで、拡大再生産していくゲームです。カードに3段階のレベルがあり、コストが高くなっていくところが宝石の煌きを思わせます。
今回は2人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで40分ほどでした。
やることはわかりやすいですが、すべてがテキスト効果なので、最初は文字を読み込むのに時間がかかります。
資源の所持制限は最初は5個です。スタッフの効果によって上限を増やすことができるのですが、今回は運悪く、そういったスタッフがまったく出てきませんでした。
そうなるとコスト6以上のカードはプレイできないため、なかなか上手く拡大していきません。
そのため、レベル2までのスタッフをどんどんプレイしていき、ゲーム終了となりました。ちなみにわたしが11枚プレイしたのですが、廃棄トークンを処理しきれずに負けてしまいました。
テキスト効果は「○したときに、○を獲得」「○を獲得したときに、○を獲得」「○したときに、清掃を行う」といった感じで、複雑なものはありません。初回でも解釈に困るようなことはなさそうです。
拡大再生産が好きで、テキスト効果に抵抗がなければ、まず間違いなく楽しめるゲームです。
タイトル | My Best Chef |
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発行年 | 2021年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30~40分 |
デザイナー | ヤマグチタカナリ |