アハイアルは個人ボードにピースをはめていく1~4人用のゲームです。色ごとにピースを並べたり、一列をすき間なく埋めたりするとポイントが入ります。使用するピースは回転ボードに乗っており、アクションポイントを使用して方向を変えることができます。
アハイアル(Arraial)について
各プレイヤーは個人ボードとレベルバーを受け取ります。レベルバーは個人ボードの上に置き、現在どこまでのスペースを使うことができるかを表します。
山札から3枚のピースカードをめくり、回転ボードに乗せます。
ゲームは全3フェイズあります。
手番では3アクションポイントを使って、以下のいずれかを自由に行います。
- ピースを自分のボードに配置する。
- 回転ボードを90度回転する。
アクションポイントはすべて使い切らなくても構いません。
個人ボードにピースを配置したとき、同じ色のピースが2枚以上隣接すると対応する観光客コマが獲得できます。さらにその色のマス数がもっとも多いプレイヤーは追加でカップルコマを受け取ります。カップルコマはゲーム中、その色がもっとも多いプレイヤー間を移動します。
一列が埋まるとレベルバーが1マスあがり、バーの上に白い観光客コマが乗ります。
手番が終わったら回転ボードにピースカードを補充します。
これを交互に繰り返してカードが補充できなくなるとフェイズ終了です。
このときレベルバーがフェイズ数に応じて下がります。ピースとぶつかってしまうとレベルバーがなくなってしまい、白い観光客コマが獲得できなくなってしまいます。
再びカードをシャッフルして次のフェイズを行います。
全3フェイズが終了するとゲーム終了です。
獲得したコマがそのまま得点になり、合計得点が多いプレイヤーの勝利です。
どれを取ってどれを取らせるか
回転ボードが共有のため、どのピースを取って、どれを取らせるかがポイントになります。相手がどの色を欲しいのか、どの角度だと入れづらいのかをよくチェックしておくと有利にゲームを進めることができます。
ピースは全4色の8種類です。テトリスでお馴染みの形なので、どう入るかが分かりやすいです。ちなみに8種類中7種類は4マスのピースなので、どちらがカップルコマを獲得するのか数えやすくなっています。
パズルゲームなのでソロプレイ感が強くなりそうですが、どのピースを相手に渡すか、どの色でマジョリティを取るかといった争いがあるので、しっかりインタラクションがあります。
一列そろえるとレベルバーが一段上がるルールも、対戦型落ちものパズルといった感じで馴染みやすいです。
今回は2人で遊んでみました。
中盤までは順調にコマを獲得していたのですが、終盤にことごとくカップルコマを奪われてしまい、そのまま逆転されてしまいました。
「アハイアル」というポルトガルのお祭りがテーマのため、アートワークがとても賑やかです。各ピースにも人物が描かれており、それがどんどん集まっていく様は見た目にも楽しいです。