惑星Xの探索(The Search for Planet X)は、宇宙の中からプラネットXを見つけ出す、1~4人用の推理ゲームです。ゲーム中のヒントや正解判定はすべてスマホアプリを使用します。
惑星Xの探索について
各プレイヤーはサマリーを兼ねた衝立と、記入シートを受け取ります。シートはボードに対してどの向きで座るかにより、種類が異なります。
ゲームボードは12区画に分かれたものと、18区画に分かれたものがあります。
どの区画にプラネットXがあるかを見つけるのがゲームの目的です。
ゲームは終了条件を満たすまで手番を繰り返します。
アクションにはそれぞれ時間が設定されており、トラック上で1番後ろにいるプレイヤーがアクションを行います。
手番で行えるアクションは4種類あります。
アクションの種類
探索
選択した惑星(隕石やアステロイド、ガス星雲など)が、指定した範囲内に何個あるかを調べます。
ターゲット
指定した区画に何があるのかを調べます。このとき、惑星Xだった場合は「何もなかった」と判定されます。
調査
ゲーム開始時に公開されている、さまざまなヒントの答えがもらえます。
惑星Xの特定
どの区画に惑星Xがあるのか答えを入力します。ただし、惑星Xだけでなく、その両隣に何があるのかも入力する必要があります。
論文発表フェイズ
時間トラック上で、すべてのコマが論文アイコンがあるマスを通過すると、論文発表フェイズになります。
どの場所に何があるかを予想して、裏向きでトークンを置きます
規定回数の論文発表フェイズが終わると、正誤の判定があります。アプリでその場所が何かを確認して、当たっていれば得点をもらえます。これにより、その区画に何があるのかも明らかになります。
ゲームの終了
誰かが惑星Xとその両隣を当てることができたならばゲーム終了です。
他のプレイヤーは最後に惑星Xの特定か、論文発表を1回だけ行うことができます。
合計得点がもっとも高いプレイヤーの勝利です。
惑星Xを探せ!
星々にはそれぞれ法則があります。たとえば、アステロイド同士は必ず隣接していますし、準惑星は惑星Xの隣にはありません。こうした法則を元にして、どこに惑星Xがあるかを絞り込んでいきます。
今回は4人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで80分ほどでした。
クリプティッドのような推理ゲームなのですが、判定をすべてアプリで行うのが今どきです。自分のスマホで判定を見るため、他のプレイヤーの答えは知ることができません。ただ、何のアクションをしたかだけは分かります。
シートには誰が何かをしたかも書けるため、それを元にして推理することもできます。
また、惑星Xを見つけた人が勝利というわけではないのがポイントです。
最初に当てれば高いポイントがもらえるのですが、最後により少ない情報で当てることができると同じだけポイントがもらえます。また、ゲーム途中にある論文発表のポイントも重要です。
今回、わたしが惑星Xを特定したのですが、結局ポイントで負けてしまいました。とにかく当てれば勝ちというわけではなく、プロセスも重要なのが、他の推理ゲームとの大きな違いです。
ゲーム中の判定はアプリが行ってくれるため、ヒューマンエラーが起こりません。そのため、うっかりミスでゲームが台無しになってしまう心配がないです。
各自がアプリに情報を入力して、その答えを手書きでメモするのがメインになるため、やってることはかなり地味です。ゲーム途中は誰が勝っているかも分かりづらいので、競争している感覚も薄いです。
そのため、他のプレイヤーと競うというよりかは、さまざまな情報を元に自分で答えを見つけ出すという印象です。
じっくり考えて推理するのが好きな人におすすめです。
タイトル | The Search for Planet X |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 60分 |
デザイナー | Matthew O’Malley, Ben Rosset |
BGGリンク | The Search for Planet X |