「フラフー(HULA-HOO!)」は、できるだけ長くフラフープをし続けることを目指す2~6人用のゲームです。順番にカードを出していき、すべての手札を出し切るか、自分以外のプレイヤーが全員脱落すると勝ちです。
フラフー(HULA-HOO!)について
カードは1~13まであり、それぞれにフラフープをしている動物が描かれています。7だけが12枚あり、他の数字はすべて6枚ずつあります。7はジョーカーとして扱います。
各プレイヤーにカードを配るのですが、最初の5枚は公開してその人の前に置きます。残り5枚は通常の手札として配ります。この10枚すべてを手札として扱います。
残りは山札として伏せたまま置いておきます。
ゲームの流れ
スタートプレイヤーから時計回りに1枚ずつカードを出していきます。
カードを出す際に「高い方」か「低い方」と言います。
次のプレイヤーはそれに従い、それよりも高い数字か低い数字のカードを出します。その際も同じように「高い方」か「低い方」と言います。
このようにして出せなくなるまでカードを出していくのが基本的な流れです。
ダブル
高い低いの宣言に関わらず、場にあるのと同じ数字のカードを「ダブル」と言いながら出すことができます。ダブルの場合は、山札から1枚引いて、手札に加えます。
次からのプレイヤーも同じようにダブルを続けなければなりません。
ダブルのキャンセル
以下の2通りの方法で、ダブルをキャンセルすることができます。
- ダブルとして出されたカードの±1の数字を出す。
- ジョーカー(数字の7)のカードを出す。
ダブルをキャンセルしたならば、通常と同じように「高い方」「低い方」と言います。
ジョーカー
数字の7のカードはジョーカーとして扱われます。
そのため、ダブルをキャンセルすることができますし、どのカードに対しても出すことができます。
ジョーカーを出した場合も通常と同じように「高い方」「低い方」と言います。
パス
手札からどのカードも出すことがない場合、パスとなり、ゲームから脱落します。
ラウンドの終了
誰かがすべての手札を出し切る、または1人以外のプレイヤーが全員をパスすると、ラウンドが終了します。
それまでに出されたカードの枚数が得点になります。得点を記録して、すべてのカードをシャッフルして次のラウンドに移ります。
ゲームの終了
合計得点が77点に達したプレイヤーがいればゲーム終了です。
もっとも合計得点が高いプレイヤーがフラフープチャンピオンとなり、ゲームに勝利します。
独特なプレイ感のゴーアウト系
単に手札を出し切るだけでなく、他のプレイヤーを全員脱落させても勝つことができる独特なゴーアウト系カードゲームです。
カードの出し方が毎回変わるため、数字をどちらかに偏らせると上がりづらくなっています。
独特なのがダブルで、同じ数字を出すとカードを1枚引くことになります。手札を出し切るのが目的のため、カードを引くことはマイナスのように思えますが、いい数字がないとその前に脱落してしまうため、場合によっては積極的に狙っていった方がいいです。
どのタイミングでも出せるジョーカー(7)がかなり強いため、これがあるとないとでは、だいぶ変わります。ただ、ジョーカーであがってはならないというルールがあるので、その前に処理しておく必要があります。
1をプレイして「低い方」、13をプレイして「高い方」と言うことができるため、次の手番の人を狙い撃ちすることも可能です。(ダブルやジョーカーが出せるので確実ではないですが)
フラフープの選手権という設定なので、カードのイラストはフラフープをしている動物になっています。数字が大きいほど、大きな動物が描かれています。ジョーカーの7は一見タコのようですが、謎の宇宙生命体だそうです。
他にはないプレイ感の独特なカードゲームです。
タイトル | Hula-Hoo! |
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発行年 | 2021年 |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 10~20分 |
デザイナー | Jacques Zeimet |
BGGリンク | Hula-Hoo! | BGG |