究極のワンナイト人狼は3人から遊ぶことができる正体隠匿ゲームです。通常の人狼ゲームと異なり、司会者が不要で短時間で終わるため、繰り返し遊ぶのにも向いています。以前、紹介記事を書きましたが、今回は実際に遊んでみるとどういった流れになるのか、リプレイ風に紹介します。
究極のワンナイト人狼リプレイ
使用役職(4人用基本)
人狼(×2)… 夜のアクションはありませんが、仲間を確認することができます。
占い師(×1)… 夜に中央にある3枚のうち2枚か、誰か1人のカードが確認できます。
泥棒(×1)… 夜に誰かのカードと自分のカードを交換できます。交換した場合、そのカードが何だったのか確認できます。
トラブルメーカー(×1)… 誰か2人のカードを中身を見ずに交換します。
村人(×2)… 特殊な能力はありません。
ゲームの目的
村人陣営 … 最多票を集めた人が人狼。
人狼陣営 … 最多票を集めた人が人狼以外。
リプレイ
A: 夜のアクションが終わりました。みなさんおはようございます。
一同: おはようございます。
B: さて、では何から話しましょうか。
A: まず占い師が何を見たか確認した方がいいと思うんですが、どうでしょう?
B: そうですね。通常の人狼と違い、ワンナイトだと最初から出てきも問題なさそうですし。
C: はい、わたしが占い師です。
A: 一応、他にも占い師だっていう人いますか?
B: なさそうですね。
A: では、Cさん。どこを見ましたか?
C: わたしはBさんを見ました。その結果、村人でした。
B: そうなんです。僕、村人なんですよ。Cさんは信じられますね!
A: なるほど。他に候補がいないようだと、Bさんが村人、Cさんが占い師でほぼ間違いなさそうですね。まぁ2人とも人狼という可能性もなくはないですが。
D: さすがにその可能性は薄そうですね。
A: そうなると、私かDさんが人狼。または中央に2枚とも人狼があるということになりますが、Dさん何かありますか。
D: 実はおれ、トラブルメーカーです。
C: 誰と誰を交換したんですか?
D: 言った方がいいですかね。
C: もったいぶらずに(笑)
D: AさんとBさんを交換しました。
A: え、本当ですか。
D: はい。
A: では、みなさんBさんに投票しましょう。私が人狼だったんで。
B: え! マジすか。
A: ええ、残念ながら。
C: あー、そうなるとAさんが村人になっているのは間違いなさそうですね。
D: なるほど。じゃ、Aさんに投票しましょう。
A: え?
D: おれ、トラブルメーカーじゃないんで。
A: は??
D: 実はおれ、泥棒でCさんと交換したんですよ。なので、今は占い師です。
B: Aさん、カミングアウトするのが早かったですね。
A: うそー!
投票の結果、Aさんに決まり、Aさんが人狼だっため村人側の勝利となりました。
数分で完結する正体隠匿ゲーム
このようにわずか数分の間に、二転三転するゲームです。
他の人狼ゲームと違い「自分が人狼だ」ということをバラせるのも特徴的です。
上記の流れで、もしDさんが言ったことが本当だったら、カードを交換されたBさんが投票されて、Aさんは村人側として勝利できていました。
通常の人狼と違い、最初からどんどん役職を言っていけるので、騙れるタイミングも多いです。
他にも役職がいろいろあり、それを入れるともっと展開が豊かになるのですが、その分、考えることも増えて複雑になります。そのため、最初は上記のような基本役職で遊んでみるのがオススメです。5人の場合は、村人をもう1つ入れればOKです。
究極のワンナイト人狼だけでも結構な種類の役職があるのですが、拡張を入れると追加の役職カード以外にもトークンもあったりと、さらに展開が豊富になります。
あまり人数は集まらないけれども、人狼系を遊びたいというときにオススメのゲームです。ちょっとしたすき間時間に遊ぶのにもちょうどいいですね。