[ボードゲーム] フルーツジュース 紹介

フルーツジュースは、電力会社やファウナでお馴染みのフリードマン・フリーゼの作品です。基本はフルーツ集めてジュースを作るというワーカープレイスメントなのですが、遊ぶごとに展開が変わるレガシーシステムを採用しています。

フルーツジュースについて

コンポーネントはカードがメインですが、他に動物コマや何種類かのトークンがあります。トークンのほとんどは初めは使用しません。

カードは地域カードと果物カードがあり、大きさが異なります。果物カードは手札として使いますが、地域カードはアクションスペースとして使うので、手に持つことはありません。

果物カードはバナナ、ココナッツ、ブドウ、パイナップル、イチゴの5種類があり、それぞれが12枚ずつの合計60枚です。

地域カードは59種類あり、それぞれ4枚ずつ(59だけは8枚)の合計240枚です。

地域カードにはそこで行えるアクションと、ジュースにするためのコストが描かれています。また、地域カードは順番が決まっているのでシャッフル厳禁です。

ゲームの準備では、初めに1~6のアクションを並べます。同じカードは重ねて置き、それぞれを地域カードの小山と呼びます。各プレイヤーは自分のワーカーとなる動物コマと、初期手札として果物カードを2枚ずつランダムで受け取ります。

ゲームは非常にシンプルなワーカープレイスメントで、手番で行うことは並べられたカードに移動して、そのアクションを実行するか、コストを支払ってジュースにしてそのカードを獲得するかのどちらかです。そのスペースに他のプレイヤーがいる場合、カード1枚を渡します。

獲得したカードは裏向きにして自分の手前に置いておき、さらに山札から新たなカードを追加します。同じカードならば、その上に重ねて置きますが、異なるカードならば別に置いていきます。そのため、ゲームが進むたびにアクションスペースの種類が増減します。(枚数は常に24枚です)

これを繰り返し、人数に応じた規程枚数のジュースを獲得したプレイヤーが出たら、そのラウンドを最後まで行います。

その後、ジュースの数を比べてもっとも多いプレイヤーが勝利します。もしジュースの数が同数の場合は、残った手札が多い方のプレイヤーの勝ちです。

異常なほどの中毒性

上記の説明を読んだだけだと「え?普通じゃない?」と感じるかもしれません。

このゲームの本質は、繰り返して遊ぶことにあります。

1ゲームが終了したら、そのままの地域カードの状態で次のゲームを始めます。そうすると先ほどと展開が変わるのです。あったアクションはなくなり、なかったアクションが増えます。さらにアクションスペースだけでなく、コンポーネントまでも増減します。

そのため、遊ぶたびに新たな発見があります。

強かったアクションがなくなったり、さらに強いアクションが出てきたり、他のアクションに対抗するアクションがでてきたりと、やればやるほど違った面が見えてきます。

あまりの中毒性の高さに1日で2人・3人・4人プレイを試し、メンバーを変えつつ、12時間近くもプレイしてしまいました。

繰り返し遊びたくなる絶妙なバランス

ゲームによって得手不得手があると、一方的な展開になりがちですが、どういうバランスになっているのか、フルーツジュースではあまり差がつきません。

誰かが勝っても「あれを引けていれば勝てた」「あれをされなければ勝てた」と好勝負になるので、「次こそ勝てる!」とすぐに再戦したくなります。

どんなアクションがあるかは遊ぶたびに違うので、定石も生まれにくく、経験の差もそこまで出なそうです。

ルールが簡単

重量級のゲームだと、初めのルール説明で1時間以上かかるのもめずらしくありませんが、フルーツジュースの説明はあまりかかりません。ルールはB4が1枚ほどです。

新たな要素は登場するたびに全員に説明することになるので、ゲームを開始するまでの時間が早いです。

ワクワクする新しい要素

徐々に新しいアクションが出てくるので「次はどんなアクションが?」というワクワク感があります。

4人で5時間以上遊びましたが、恐らく3分の2ほどだったので、一気に最後まで終わらせるのは不可能なほど、ボリュームがあります。

ちなみにこれだけ遊んでも、まだ使っていないコンポーネントがあります。

今回遊んだ人全員に好評で「これを買わない手はない」という人もいました。「無限に遊べる」という声もあり、非常に高い中毒性があります。

個人的に感じたのはフルーツジュースの面白さというのは、食べ物でいうと「これだとご飯何杯でもいける!」というタイプのものです。そのため、フルコースや懐石料理を期待している人だと「え?」となる可能性があります。

斬新なメカニズム、豪華なコンポーネント、奥深いゲーム性といったことを望んでいると、そこまで響かないかもしれません。

みんなで軽口をたたきながら何時間も遊びたいというならば、これほどうってつけのゲームはないです。

カードを破ったり、シールを貼ったりといったこともないので、そのときの状態さえ記録しておけば、誰とでも何度でも遊ぶことができます。手間はかかりますが、地域カードを数字順に戻せば、また初めから遊ぶことが可能です。
説明書に誤訳があるので、連続して遊ぶ場合は注意しましょう。総合勝者を決める際はジュースの数がもっとも少ないプレイヤー、同数の場合は残り手札が少ない方が最下位となり、次のゲームのスタートプレイヤーになります。
参照:アークライト:フルーツジュース エラッタ

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