アブルクセンは手札をなくすことを目指す2~5人用のカードゲームです。同じ枚数で大きい数字のカードを出すと相手を攻撃することができます。攻撃により相手のカードを奪うことで手札を整え、一気に上がることを目指します。
アブルクセンについて
カードは1~13までとジョーカーがあります。
すべてをシャッフルし、各プレイヤーに13枚ずつ配ります。その後、山札から6枚をめくり場札として並べておきます。
手番ではカードをプレイするのですが、同じ数字ならば同時に何枚でも出すことができます。また、このゲームではカードを出す縛りがないため、前の人の枚数や数字に関わらず好きなカードを出すことができます。ジョーカーは任意の数字として使えます。
カードをプレイしたら、自分が前の手番に出したカードに重ねるようにして置いていきます。
攻撃
他のプレイヤーが出しているカードと同じ枚数で、もっとも高い数字を出した場合、攻撃が発生します。これはすべてのプレイヤーが対象になるので、枚数が同じ場合、その全員に攻撃します。
攻撃したプレイヤーは出されている相手のカードを手札に加えることができます。
相手のカードを奪う
奪われたプレイヤーは奪われた枚数を補充します。
相手のカードを奪わない
奪われたプレイヤーはそのカードを捨てて同じ枚数を補充するか、そのカードを手札に戻します。
補充は場に並んでいるカードか、山札から行います。
場札は即座に補充されるため、常に6枚です。
これを繰り返し、誰かの手札がなくなったらゲーム終了です。
自分の前に置かれているカードを1枚1点、手札に残ったカードを1枚マイナス1点として計算し、合計得点がもっとも多いプレイヤーの勝利です。
手札をなくすことが目的なのに手札を増やす

最終的には手札をなくすことが目的なのですが、攻撃されると手札が増えてしまうため、まずは相手に攻撃されないような手札を組み立てる必要があります。
そうかといって、とことん強くしようと思うと他の誰かに先にあがられてしまうため、どのタイミングで減らし始めるかをよく見極めなければなりません。
手札を強化していき、タイミングを見極めて手札を減らしていくというのはドミニオンと似ていますね。どちらも強化から得点化へのタイミングが重要です。
また、カードをプレイしていないと得点が伸びないため、ただ手札をなくせばいいというわけではないのも面白いです。
どうやってカードをプレイしていくか、相手のカードを取るか捨てさせるか、どのタイミングであがりにいくか、考えどころは多いです。
戦略性があり、カードゲームとしてはかなり面白いと思うのですが、個人的にはカードのイラストに魅力を感じないのが残念です。