もともとのダンジョンクエストは1985年に発売されたものです。
その日本語版が2011年に発売され、さらにルールを遊びやすくしたものが2014年に発売しされた、このダンジョンクエスト クラシックです。
ゲームの流れ
プレイヤーは英雄のひとりを担当し、タンジョンから財宝を略奪し、帰還することが目的です。
大まかな流れは、
- フィギュアを進める
- タイルをめくる
- タイルに対応したカードをめくる
- カードの効果を適用
といった感じです。
基本的にゲームの展開がカードに依存しているため、テキスト量は多めです。
さらに、細かい処理も多く、最初のうちは逐一ルールと照らし合わせる必要があります。
ターンが一巡するたびに、時間が経過し、日没までにスタート地点にある塔まで戻ってこれないとゲームオーバーです。
英雄はそれぞれ能力値が異なります。
パラメータが筋力、敏捷、防御、運とあり、判定の際はダイスを2つ振り、ボードにある数値以下ならば成功します。
たとえば敏捷の判定で、英雄の敏捷の値が7ならば、ダイス2つの目の合計が7以下で成功となります。
失敗した場合のペナルティは、カード上に記載されています。
また各自固有の能力ももっています。
プレイしてみた感想
ネット上で感想などを見かけたことはあったのですが、プレイするのは初めてです。
もともとのダンジョンクエストも未プレイです。
評判通り、よく死ぬゲームです(笑)
カードの効果によっては、残りのHPに関わらず即死するものもあり、ダイス次第では即座に死んでしまいます。
現に今回も、ひとりのプレイヤーがそれで死亡しました。
めくったタイルによる効果もさまざまで、最初はどうしていいのか分かりませんね。
このタイルの場合はこう処理する、このタイルはこうというように、処理が異なるタイルがいくつもあります。
ダイスに依る部分が多いため、運要素は高めです。
カードの引き運も、かなりあります。
展開はスピーディなので、待ち時間はそれほどないのですが、1度死んでしまうと、残りの時間はすることがなくなってしまいます。
(選択ルールでは復活可能らしいですが)
早々に死んでしまったプレイヤーは、かなりの時間、ただ待つだけになってしまいます。
しかも、ゲーム上、すぐに死んでしまうことはよくあります。
今回は、ルール説明込みで、1時間40分ほどかかったため、序盤にひとりだけ脱落してしまうと、時間的にも相当待たなければなりません。
たとえば、「パンデミック」も同様に運の要素が高いゲームですが、あちらは協力ゲームなので、負けてしまえば、全員でまた最初からやり直すことができます。そのため、繰り返し遊ばれることがよくあります。
ゲームの時間が短ければ、脱落者が出てもそれほど気にならないのですが、1時間を越えるゲームだとちょっと気を遣ってしまいますね。
また、プレイヤー間の干渉も、それほどありません。
他のプレイヤーがいると、そこを通過できなくなったり、モンスターに遭遇したときに、モンスター役をやってもらうくらいです。
そのため、ソロプレイ感が強いです。
このダンジョンクエスト クラシックは1~4人用です。
1人でも十分にできるルールのため、ソロプレイ感が強いのはある意味当然なのかもしれません。
イベントが起きる度に、ワイワイ騒ぎながら遊ぶのが、このゲームのふさわしい遊び方だと思います。