前々からTRPGに興味があるのですが、結局まだほとんど経験がありません。
お試し程度に少しならやったことがあるのですが、もう少しちゃんとやってみたいなと思っていました。
お手軽にTRPGを
そんなときに、こちらの記事を見かけました。
⇒ 俺ビュー:インセイン
記事を読んでみると、かなりお手軽にTRPGが体験できそうとのこと。
というわけで早速購入して読んでみました。
確かにこれならば自分でマスター役ができそうな感じがします。
そもそもTRPGって何?
テーブルトークRPG(テーブルトーク・アールピージー)、あるいはテーブルトーク・ロールプレイングゲームは、ゲーム機などのコンピュータを使わずに、紙や鉛筆、サイコロなどの道具を用いて、人間同士の会話とルールブックに記載されたルールに従って遊ぶ“対話型”のロールプレイングゲーム(RPG)を指す言葉である。(Wikipediaより)
コンピュータゲームの場合、あらかじめプログラムされた行動しかできません。
たとえば、目の前にあるモノがどんな匂いか気になったとしても、そのアクションが用意されていなければ、どうすることもできません。
しかし、TRPGの場合、人間が判定することになるので、そのときどきの判断に合わせて何でもすることができます。
気になるモノがあれば、どんな匂いがするか、どんな手触りなのかということを聞くことができます。
それがストーリーの展開にはまったく関係しなくても。
この辺の自由度は、ゲームマスターと呼ばれる人の判断にすべてが委ねられます。
TRPGでは、各プレイヤーとゲームマスターが存在し、プレイヤーはさまざまな行動をし、ゲームマスターはそれを判定したり、物語を進めたり、敵を用意したりします。
くだけた言い方をすれば、本格的なごっこ遊びのようなものです。
子供のごっこ遊びと違うのは、しっかりとしたルールと物語があり、目指すべきゴールがあるという点です。
TRPGのハードルの高さ
TRPGを行う上で、乗り越えるべきハードルがいくつかあります。
まずはゲームを始めるまでの準備です。
一般的なTRPGは、ルールブック、シナリオ、サプリメントなど何冊もの本が必要になります。
これを全部揃えるとなると、なかなかの金額になります。
実際にどのようにゲームが展開するのかということを知りたければ、リプレイなども読む必要があるでしょう。
さらにはゲームマスターの難度です。
先ほども述べたように、TRPGはかなり自由度が高いです。
そのため、あらゆることをゲームマスターが判定する必要があります。
かなりの柔軟性がないと、対応するのは困難です。
そして、時間と人数の問題です。
ひとつのシナリオをクリアするにはかなりの時間がかかります。
1日では終わらないこともめずらしくありません。
そうなると、同じプレイヤーが何度も集まる必要があります。
また1回あたりのゲーム時間も何時間もかかるため、そのあたりの融通が効くメンバーが必要となります。
インセインのメリット
インセインはサイコロ・フィクションというシリーズの中の1冊です。
このシリーズは、ルールとリプレイが1冊となっています。
値段も通常の書籍とほとんど変わりません。(TRPGの本には数千円するものもめずらしくありません)
構成として、まずリプレイが書いてあり、実際にゲームがどのように展開するかを知ることができます。
これを読めば各自がどのようなことをすればいいのか、ゲームマスターがどのように物語を展開させればいいのかが分かります
その後に詳しいルールが掲載されています。
サイコロ・フィクションという名の通り、サイコロを振る機会が多々あります。
それによりTRPGに必要な労力がだいぶ削減されています。
バリエーションの豊富さ
また、インセインは、シナリオの自由度がかなり高いです。
用意されている舞台だけでも「現代日本」「1920年代アメリカ」「ヴィクトリア時代」とあり、
ジャンルでいえば「ゴシックホラー」「コズミックホラー」「サイコホラー」「サバイバルホラー」と
あらゆるホラーが可能です。
つまり、幽霊でも怪物でも殺人鬼でもゾンビでもクトゥルフでも狼男でもヴァンパイアでも、なんでも可能というわけですね。
さらにネットを検索してみるとシナリオを公開されている方もいますし、
Role&Rollという雑誌にもシナリオが掲載されています。
そのため、いきなり自分でシナリオを作るのは無理だという人も安心です。
わたしの場合、インセインを読んでみて面白そうだったので、そのまますぐに2も購入しました。
2になるとループなどの新たなルールなどが加わります。
とりあえず2冊を読んでみて、一通りのルールは把握できたので、後はハンドアウト(ゲームに関する情報が書いてある紙)を用意して、実際にプレイしたいところです。
果たして、無事にプレイできるのでしょうか。