アンドールの伝説は2013年ドイツゲーム大賞エキスパート部門を受賞した1~4人用の協力ゲームです。(拡張セットを入れることで最大6人までプレイ可)プレイヤーはアンドールの勇者のひとりとなり、侵略軍から領土を守るために、協力して戦いに挑みます。
チュートリアルからゲームが始まるので、事前に説明書を読み込まなくても、少しずつルールについて理解できるようになっています。
アンドールの伝説について
プレイヤーはひとりのキャラクターを選び、対応する個人ボードを受け取ります。ボードにはキャラクターのイラストや攻撃力、振れるダイスの数などが描かれており、武器や防具、アイテムはボード上で管理します。
どのようにゲームを進めるかは用意されたシナリオにそって学んでいきます。
シナリオの指示に従っていくと、ゲーム中に何ができるのか、何が目的なのかがだんだんと分かるようになっています。
基本的な流れは、RPGを思い浮かべてもらうと分かりやすいかもしれません。
アイテムを届けたり、魔物を撃退したり、自分を強化したりしてシナリオクリアを目指します。
敵を倒すことでキャラクターが強化されていくので、かなりRPGっぽいです。
基本セットにはシナリオが5つ入っており、さまざまなミッションをクリアしていきます。
さらに拡張がいくつも発売されているので、遊びごたえがあるゲームです。
難易度高めの協力ゲーム
ボードゲームをテーマにしたマンガ「放課後さいころ倶楽部」にも登場するので、ご存じの方も多いかもしれません。
戦士・ドワーフ・射手・魔法使いという能力が違うキャラクターから1つを選び、シナリオに沿って物語を進めていきます。武器を装備すると実際にイラストの上に武器タイルを乗せるので雰囲気も抜群です。
魔物を撃退することが主な目的なのですが、倒せば倒すほど時間が経過するため、どんどんシナリオが進んでしまいます。そうするとゲームオーバーになってしまうため、RPGのようにザコ敵で経験値を稼いで、とにかくレベルアップということができません。
どこまで強化すればのギリギリを見極めないとクリアは難しいです。
以前、チュートリアルにあたる伝説1に3人で挑んだときは3回連続で失敗しました。敵を倒すために攻撃力をあげようとすると、どんどんシナリオが進んでしまい「よし、じゃあ行くぞ」という頃には終わってしまいます。かといって、攻撃力をあげないと普通にザコ敵にも負けてしまいます。
ちなみに戦闘はダイス判定なので、運にめぐまれないとクリアできないシーンもあります。そのため、普段からダイス運が良くない人にはあまりオススメできません。ちなみにわたしがそのタイプの人間だというのは一緒に遊んでいる人なら、だいたいみんな分かっています……。
「こういう流れでいけばクリアできるのでは?」と思っても、最終的には運任せになってしまうところがあるので、その辺で好みが分かれそうです。