ボードゲームを遊ぶ上で、ひとつのハードルが一緒に遊ぶ相手です。わたし自身もなかなかメンバーの都合がつかず、結局2人で遊ぶこともあります。というわけで今回は、現時点で2人で遊ぶことになったらどんなゲームを遊ぶかを選んでみました。
どんどん新しいゲームが出ている中で今興味があるゲームを記録として残しておく意味合いもあります。果たして来年、再来年はどんなゲームを遊んでいるのでしょう?
FILLIT(フィリット)
2~4人用のゲームですが、2人でやることが多いです。
お互いにコマを移動させて、最終的に盤面に自分の色のチップが多く残った方が勝ちです。
手番で行うことは、コマの移動とストーンの移動です。コマはストーンの手前で止まるため、それを利用して相手の邪魔をしたり、自分の都合がいいルートを作ったりします。
すべてが公開情報なので、どちらが勝っているか分かりやすく、見通しがいいゲームです。けれども、思わぬ一手で逆転も起こるので、最後まで油断なりません。
手軽にできる2人用ゲームを求めている人にもオススメです。
ヒーローレルムズ
こちらも2人専用というわけではないのですが、2人が遊びやすいと思います。
山札をめくることでランダムのサプライを作り、そこからカードを購入していくデッキ構築ゲームです。お互いにチャンピオンを召喚したり、アイテムを使ったりして、対戦相手のライフを0にすれば勝ちです。
お金があれば好きなようにカードを買えて、出力したダメージは自由に割り振れるので、ドミニオンのような制限がないのも遊びやすいです。
拡張のキャラクターを入れることで、初期ライフや初期デッキが変わるので、また新鮮な気持ちで遊べます。
さらに対戦ゲームではなく、協力ゲームにする拡張もあります。
シティスクエアオフ
2人用のタイル配置ゲームです。
各自が同じ組み合わせのタイルを持っており、それを山札に従って、自分のボードに配置していきます。これを繰り返していき、置けなくなったプレイヤーの負けです。2人が同時に置けなくなった場合は、もっとも大きな空きエリアのマス数が多い方が勝ちです。
誰でもすぐにわかる簡単ルールで、なおかつすぐ終わります。
運の要素は強いですが、上手いこと勝てると「してやったり感」がしっかり感じられるのがポイントです。
トレインズ:ライジングサン
こちらも2~4人用なのですが、2人専用マップがあるので、2人の場合はそれで遊ぶのがオススメです。
デッキ構築なのですが、マップがあり、トークンを置いていきます。タイトルの通り、電車のデッキ構築なので、さまざまな電車カードや線路敷設カードをデッキに組み込んで、自分の線路を広げていきます。アクションをする度に廃棄物カードがデッキを膨らませていくので、それをどう処理するかも面白さの1つです。
マップでのルート構築により、デッキ構築ゲームにありがちなソロ感がだいぶ薄れています。
サプライの組み合わせやマップによって戦い方が変わってくるので、何度も遊びたくなるゲームです。
グランドオーストリアホテル
こちらも2~4人用のゲームです。手番順がいわゆるカタン方式なので4人で遊ぶ場合はダウンタイムがかなり発生するので注意です。(1番手と8番手になる上、状況が変わるために次の手を考えておくのも難しいので)
お客さんが要望する食べ物や部屋を用意して、どんどん客室の中に入れていきます。
共通のダイスを振り、そこからダイスを選ぶことでアクションを実行していきます。そのため、目が悪いとみんなで苦しむというシステムになっています。ダイスの数を減らすことで振り直しができるのですが、それによってドツボにハマっていくこともしばしば……。
たくさんのスタッフカード、ゲームごとに変わる目標などなど、リプレイ性が高いゲームです。
1~2時間級のゲームに抵抗がなければ、ぜひ2人で遊んで欲しいゲームです。
最近の2人用ゲームの定番ですね。