パンデミックは2~4人用の協力型ボードゲームです。プレイヤーはさまざまなジャンルのエキスパートとして、世界中に拡がっていく感染症の根絶を目指します。とても人気があるゲームで、拡張セットだけではなく、テーマを変えたスピンオフ的な作品も多数出ています。
パンデミックについて
各プレイヤーにランダムで役職カードを配ります。役職は7種類あり、それぞれ特殊な効果を持っています。
感染カードを引き、ゲームボードの都市上に病原体コマを置いていきます。病原体コマは黄、赤、青、黒の4種類です。
調査基地コマをアトランタに置き、プレイヤー人数に応じた枚数の手札を配ります。
その後、ゲームの難度に従ってエピデミックカードを山札に入れます。
「入門」レベルだと4枚のエピデミックカードを使用します。山札を4つに分けて、それぞれにエピデミックカードを入れてシャッフルします。その後、すべてを重ねて1つの山にします。
ゲームの流れ
1.4つのアクションの実行
手番では4つのアクションを行います。アクションはすべて同じでも構いません。
アクションの種類
移動 | 隣接するマスに移動するか、カードや調査基地を利用して移動を行います。 |
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調査基地の設置 | 今いる都市のカードを捨てて調査基地を設置します。 |
感染者の治療 | 今いる都市の病原体コマ1個をストックに戻します。 |
知識の共有 | 同じ都市にいるプレイヤーに対し、今いる都市のカードを渡すか、受け取るかができます。 |
治療薬の発見 | 自分のコマが調査基地にある場合、同じ色のカードを5枚捨てることで治療薬を発見します。 |
2.プレイヤーカードを2枚引く
山札からプレイヤーカードを2枚引きます。
その際、エピデミックカードを引いてしまうと以下の処理を行います。
- 感染率の上昇
- 感染
- 度合いの増加
感染率マーカーを進め、その感染カードの山札の1番下のカードを公開して、そこに病原体コマを3個置きます。その後、捨札にあった感染カードをシャッフルして山札の上に置きます。
その後、手札が7枚を上回っている場合は超過分を捨てます。
3.感染の処理
現在の感染率に対応した枚数、感染カードの山札からカードをめくります。
都市に同じ色の病原体コマが4つ以上置かれることになったとき、アウトブレイクが発生します。隣接する都市すべてに1つずつ病原体コマを置き、アウトブレイクマーカーを進めます。これにより、隣の都市にも4つ置かれることになった場合、連鎖してアウトブレイクが発生します。
ゲームの終了
勝利
- 治療薬を4つ発見する。
敗北
- アウトブレイクマーカーがドクロまで達した。
- 病原体コマを置かなければならないときにストックがない。
- プレイヤーカードを引くときに山札がない。
協力型ゲームの定番
協力型ボードゲームの先駆け的存在です。パンデミックをきっかけに、さまざまな協力型ゲームが発売されました。
大半がカードのめくりによって決まるため、運要素はかなりあります。
順調に進んでいると思っていても、アウトブレイクによって一気に事態が悪化してしまうため、最後まで油断できません。世界中に感染症が拡がっていき、どんどん絶望感が増していくのがこのゲームの基本です。
治療薬が発見できると、1アクションで1つの都市から1色すべてのコマを除去できるようになります。そうなるとだいぶ楽になるのですが、かといってクリアにはまだまだ遠いです。
難度は入門、普通、英雄とありますが、入門でもクリアするのは簡単ではありません。英雄だとゲーム中盤くらいから「これもう無理じゃない?」という雰囲気が漂います。
難易度が高い分、クリアしたときの喜びもひとしおのゲームです。
みんなで協力して、ぜひ世界を救ってみてください。
タイトル | Pandemic |
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発行年 | 2008年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 45分 |
デザイナー | Matt Leacock |
BGGリンク | Pandemic | BGG |