マンガ

アニメ版 ピンポン

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テレビで放映されていたアニメ版ピンポンの最終話である11話が放映されました。
私はそれほどアニメを見るタイプではないのですが、非常にいいデキだったと思います。

追加・変更された要素

原作のピンポンは、1996年から1997年にかけて連載されていたマンガです。
それが2014年の今になってアニメ化されたのですから、いろいろと変更された点があります。

たとえば、原作ではスマイルはルービックキューブをいじっていたのですが、アニメ版では携帯ゲーム機になっています。どちらもひとりで黙々と遊んでいる感じになるので、さほど違和感はありません。

また、原作には登場しないキャラクターも何人かいます。

アニメでは割とよく登場する風間の幼なじみの百合枝もその中のひとりです。
風間とのかけあいや、最終話ではその後どうなったのかまで描かれ、ほとんどメインキャラクターのひとりとして描かれています。

さらに風間のバックボーンに大きく関わりがある理事長や、チャイナの母親など、キャラクターを深く掘り下げるような人物が何人か追加されています。

他にもラインやTwitterを彷彿させる演出があり、連載当時の年代ではなく、現代が舞台となっていることが分かります。

中でも印象が強いもの

ストーリーの大筋は、原作とほぼ同じで、終わり方も同様です。
原作が55話でアニメが11話なので、もちろん省略されている部分は多いです。

原作とかなり印象が違うのが、チャイナです。

中国人留学生であるチャイナは原作では、かなりスカした人物として描かれ、あくまでもサブキャラのひとりという感じでした。

しかし、アニメ版ではさまざまなエピソードが足され、かなりフィーチャーされている印象を与えます。
カラオケを歌っているシーンには、驚きました。

近年もっとも面白かったアニメ

もともと原作が好きで、実写版の映画も好きでしたが、アニメ版も実に気に入りました。
独特な演出が原作の雰囲気によく合っていたと思います。

ペコの声には多少違和感を感じましたが、これは自分の中のイメージとの差異なので仕方なさそうです。

卓球にまったく興味がなくても、十分に楽しめるアニメだと思います。
BGMの雰囲気もとてもいいです。

ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。