ボヘミアン・シュナイダーはトランプを使った2人用のトリックテイキングゲームです。手札6枚でスタートして、1トリックごとに山札からカードを補充します。相手が出したカードの1つ上の数字でしか勝つことができないのが特徴です。
ボヘミアン・シュナイダーについて
使用するカード
通常のトランプから2~6を除いた32枚。
ジョーカーは使用しません。
カードの強さ
強 A K Q J 10 9 8 7 弱
ゲームの流れ
親と子に6枚ずつカードを配ります。残りは山札です。
リードは子から行います。
親はそのカードのよりも1だけ強いカードを出せばトリックを獲得します。
それが出せなければ子の勝ちです。
トリックに勝った方から山札からカードを1枚ずつ補充します。
山札がなくなったら残りの手札だけでプレイを続けます。
次のリードはトリックに勝った方が行います。
手札がなくなるとラウンド終了です。
獲得したカードのポイントを合計して、120ポイント中、61ポイント以上取った方の勝利です。
A | 11点 |
---|---|
K | 4点 |
Q | 3点 |
J | 2点 |
10 | 10点 |
7~9 | 0点 |
さらに91点以上を取れば2ゲーム分の勝利点を獲得します。(シュナイダー)
120点を獲得すれば3ゲーム分の勝利点を獲得します。(シュワルツ)
これを繰り返して、あらかじめ決めておいた勝利点に達したプレイヤーの勝利です。
どのカードを捨ててどのカードを残すか
相手よりも1強いカードしか勝てないという独特なルールです。
スートありだと、なかなか厳しいので単純に1大きければ勝ちというルールの方が遊びやすいと思います。
10のカードが10点というところがキモで、それに勝つためにはJをキープしておかなければなりません。ただしJ自体は得点が低いので、相手に渡しておきたいという悩ましさがあります。
いくつかヴァリアントがあり、カードポイントではなく、A・K・Q・J・10の獲得枚数を競うルールもあります。この場合、20枚中の11枚以上を獲得すれば勝利です。16枚以上でシュナイダー、20枚でシュワルツになります。
得点計算がないので、繰り返し遊ぶ場合はこちらの方が楽そうです。
また、Aが7に負けるといったヴァリエーションもあります。