BON(Boast of Nothing)は、3~5人用のトリックテイキングゲームです。マストフォローのトリックテイキングなのですが、スートの強さが1トリックごとに変わるのが特徴です。
ボーストオアナッシングについて
カードは3スート、1~11です。他に、スートの強さを決めるための3色のディスクがあります。最初はランダムに3枚を重ねておき、上から順に強いスートになります。
使用するカードはプレイ人数によって変わります。たとえば、3人で遊ぶ場合は、各スートの1~7とパスカード2枚を使用します。
各プレイヤーに等しい枚数の手札を配ります。残ったカードは中身を見ず、裏向きのまま置いておきます。
ゲームは切り札なし、マストフォローのトリックテイキングです。
ただし、スートの強さはディスクの順番になっており、スートをフォローできないで出したカードが、より強いスートの場合は、トリックに勝ちます。
パスカードは最弱で、どのカードにも負けます。リードに関わらず好きなタイミングで出すことができます。もし、パスカードからリードされた場合は、次に出されたカードをリードとして扱います。
トリックの勝敗が決まったら、今勝ったスートのディスクが1番下に移動します。つまり、もっとも弱いスートになります。
トリックを取った人が次のリードを行い、これを手札がなくなるまで繰り返します。1トリックごとに、勝ったスートのディスクが1番下に移動します。
全員の手札がなくなったらラウンド終了です。
目標トリック数(3人の場合は3トリック)を取った人は1点、1トリックも取らなかった人は2点を獲得します。
次のラウンドは前のラウンドで最後にトリックを獲得したプレイヤーがリードを行います。
これを繰り返し、誰かが5ポイントになると、その人の勝利でゲーム終了です。
強さがコロコロ変わるトリックテイキング
ネット上での評判がよく、期待していたトリックテイキングゲームです。運良く遊ぶ機会に恵まれたため、さっそくやってみました。
4人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで30分ほどです。
ちなみに4人の場合は、1~9とパスカード3枚を使用し、手札は7枚です。2枚が非公開で残り、目標トリック数は2です。
やってみた感じ、4人だと目標数を取るよりも0トリックの方が簡単そうでした。しかも、目標を取ると1点、0トリックだと2点なので、とにかくトリックを取らない方が楽です。
もちろん、強さがゲーム中にコロコロ変わるため、同じスートを持っていたとしても負け続けることは難しいです。ただ、それでもパスカードを上手く使えば何とかなります。
実際、9を2枚持っているラウンドがありましたが、パスカードを使って0トリックが達成できました。むしろ、2トリックちょうど取る方が難しいですね。
シンプルなトリックテイキングなので、導入としてはちょうどいいかもしれません。ゲーム内容とは関係ありませんが、パッケージの表面に、一切、文字が書かれていないのはかなりめずらしいですね。
タイトル | Boast or Nothing |
---|---|
発行年 | 2017年 |
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 15~30分 |
デザイナー | Yeon-Min Jung |