「コンサンプション:フード&チョイス(Consumption:Food and Choices)」は理想のライフスタイルを目指して食事をしたり、アクティビティをしたりする1~4人用のゲームです。
食事をすると体内にトークンがたまっていき、それをアクティテビティで消費していきます。ゲーム終了時に食材ごとに過不足があると減点になります。
コンサンプションについて
個人ボードとなる食生活ボードには食材を置いておくキッチンと食べたものを置いておく11種類の体内エリアがあります。食生活ボードは両面仕様になっており、ボードによって必要な食材が異なります。
ゲームボードにカードやトークンなどを準備します。
ゲームのメカニクスはワーカープレイスメントです。
アクションエリアはゲームボードと食生活ボードにあります。ゲームボードのアクションは他のプレイヤーに占有されてしまいますが、食生活ボードのアクションは自分だけが使えます。
ゲームは全6ラウンドで、各ラウンドは3つのフェイズに分かれています。
- アシスタントの選択
- アクションの実行
- 次のラウンドの準備
ゲームの流れ
1.アシスタントの選択
6人のアシスタントのうち、1人を選びます。これにより、そのラウンドだけで適用される特殊効果が使えます。各アシスタントには2つの選択肢があり、ラウンドではどちらか1つが使えます。
2.アクションの実行
手番順に1アクションずつ実行していきます。
外食 | ボード上にあるトークンを獲得して体内に配置します。 |
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スーパー | ダイス2個を振り、その組み合わせによって食材を購入します。購入したトークンはキッチンに配置します。 |
産直市場 | カードに書かれた食材を得ます。購入したトークンはキッチンに配置します。 |
レシピと調理 | レシピカードを獲得して、調理することができます。レシピが完成するとトークンが体内に移ります。レシピカードにはさまざまな特殊効果があります。 |
アクティビティ ワークアウト |
アクティビティカードを獲得して実行します。体内にあるトークンを消費してストックに戻します。 |
間食 | キッチンから体内にトークンを1つ移動します。 |
3.次のラウンドの準備
トークンやカードを補充して次のラウンドの準備を行います。
ゲームの終了
6ラウンドが終わるとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
リアルな食生活
外食をしたり、料理をしたり、運動をしたりと誰にでも馴染みやすいテーマのゲームです。
今回は3人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで2時間40分ほどでした。テーマがテーマなだけにやることがわかりやすいです。
肉類、野菜&果物、糖質、アルコールといった11種類の食材があり、それらをゲーム終了時にプラスになるように体内に残すのが主な目的です。
個人ボードによって適量が異なるため、プレイヤーごとに食材の価値が変わるのが面白いです。
今回わたしが使用したのはパレオダイエットの食生活ボードで、野菜や動物性たんぱく質を中心に摂取し、穀類や糖質を避けるようになっています。
ただし、絶対に摂ってはダメというわけではなく、ゲーム終了時までに調整すればいいため「後で運動すれば大丈夫だろ」と、ついつい食べてしまうのが何ともリアルです。
レシピカードには必要な食材だけでなく、さまざまな特殊効果が書かれています。ゲーム中に1度だけ使える効果やゲーム終了時得点になるものまであり、「あんまり好きじゃないんだけど食べておくか」ということもよくあります。
ゲーム終盤は何とかみんな余分な栄養を消費しようとするため、壮絶なダイエット合戦になります(笑)
誰にでもなじみがあるテーマで、やることもわかりやすいです。要素はそれなりに多いですが、ワーカープレイスメントの経験があれば問題なくプレイできそうです。
言語依存がそれなりにあるため、ぜひ日本語版を出して欲しいところですね。
タイトル | Consumption: Food and Choices |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 1~4人60分 |
プレイ時間 | 60分 |
デザイナー | Karen Knoblaugh |
BGGリンク | Consumption: Food and Choices | BGG |