「パンでさよなら!」はロシアンルールレットで最後まで生き残ることを目指す2~6人用のゲームです。前半はカードの獲得を行い、後半でロシアンルールレットを行います。
パンでさよなら!について
テーブルカードは1~6までが4枚ずつあります。
他にバレルカードが6枚(5枚がCLIC、1枚がPAN)あります。
前半
各プレイヤーに4枚ずつテーブルカードを配ります。残りのカードは使用しないため、伏せて避けておきます。
バレルカードをシャッフルしてテーブル中央に伏せておきます。
各プレイヤーは手札から自分のテーブルカードを1枚伏せて出し、全員がそろったら一斉公開します。
もっとも大きな数字を出したプレイヤーがそこに出されたカードを獲得します。ただし、同値の場合はバッティングしてカウントされません。
獲得したカードは表向きにして自分の前に置いておきます。
これを手札がなくなるまで繰り返します。
後半
前半でもっとも多くのカードを獲得したプレイヤーから手番を行います。枚数が同じ場合は合計値が多いほうから始めます。
手番でできるのは以下の3つのうち、いずれか1つです。
- バレルカードを1枚引く。
- 所持しているテーブルカードを1枚捨てて、これまでにめくられたすべてのバレルカードを山札に戻し、シャッフルしてから1枚引く。
- 生き残っている人数分のテーブルカードを捨ててパスをする。
引いたバレルカードが「CLIC」ならば何も起こりません。引いたカードをそのまま公開して置いておき、次の人の手番になります。
引いたバレルカードが「PAN」だとプレイヤーは脱落します。残ったプレイヤーで新たなラウンドを行います。最初のプレイヤーはバレルカードをシャッフルして手番を開始します。
ゲームの終了
最後まで生き残ったプレイヤーの勝利です。
生き残りを賭けたロシアンルールレット
前半と後半でルールが変わるゲームです。前半はハゲタカ方式でカードの獲得を行い、後半は獲得したカードを使ってロシアンルールレットを行います。
今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで15分ほどでした。
前半でカードをたくさん取れたほうが有利なのですが、かといって後半は運頼みになるため、必ずしも勝てるとは限りません。6分の1で「PAN」を引いて急に脱落する可能性もあります。
今回わたしは3枚目のバレルカードで「PAN」を引き、最初に脱落してしまいました。前半そこそこカードを取っていたのですが、運に恵まれませんでしたね。
運要素が強いため、カードをたくさん取ったのに負けた、全然取っていないけれど勝ったという予想外の展開がありえます。また、前半のバッティングも1が6に勝つというルールがあるため、思わぬ結果になる可能性もあります。
1プレイが短く、コンポーネントもカード30枚しかないため、かなりコンパクトです。ちょっとした合間にも遊びやすいため、持っておくと何かと便利そうなゲームです。
タイトル | Pan T’es Mort |
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発行年 | 2013年 |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 10分 |
デザイナー | Ludovic Barbe |
BGGリンク | Pan T’es Mort | BGG |