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[ボードゲーム] オーシャンズ ~エヴォリューション海洋篇~ 紹介

Oceans
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「オーシャンズ ~エヴォリューション海洋篇~」は新種の海洋生物を創造して過酷な環境の中で繁栄を目指す2~6人用のゲームです。生物にさまざまな特徴をつけていき他の種から身を守ったり、捕食したりしていきます。

「エヴォリューション」と似たシステムですが、拡張セットではないため、混ぜて遊ぶことはできません。

オーシャンズ ~エヴォリューション海洋篇~について

ボードゲームのオーシャンズ

浅瀬ボードと海洋ボードを用意します。海洋ボードは3つの海域に分かれています。第1・第2海域にはシナリオカードを置きます。プレイ人数に応じて個体数トークンを配置します。

深海特徴カードの山札から2枚をめくり、サプライとして遺伝子プールに置きます。

通常特徴カードを各プレイヤーに手札として6枚ずつ配ります。他に個体数トークン(得点)を隠すための衝立を配ります。また、手番順に応じたボーナストークンを受け取ります。

ゲームは終了条件を満たすまで時計回りに手番を繰り返します。

手番の流れ

  1. カードの使用
  2. 食餌
  3. 老化
  4. カードのドロー

1.カードの使用

手札からカードを1枚プレイします。カードは新たな生物の特徴としてプレイするか、すでに存在する生物に付け足すかを選べます。新たな生物をつくる場合は個体数トークンを置くための生物ボードを受け取ります。

生物は3つまでの特徴をつけることができます。

カードはボード上の個体を移動するためにも使うことができます。カード左下の数字を参照して、その数だけボード上の個体数トークンを移動させます。

2.食餌

自分の生物のうち1体を選び、食餌をさせます。

食餌は浅瀬から獲得するものと、他の生物から個体数トークンを奪うものがあります。

3.老化

各生物の生物ボードから個体数トークンを1つずつ取ります。このトークンは自分の得点となるため、衝立の裏に隠しておきます。

もし個体数トークンを取ることができなかった場合、その生物は絶滅します。カードをすべて捨て札にして生物ボードをサプライに戻します。

4.カードのドロー

深海カードか通常特徴カードを引きます。この際、好きな枚数の通常特徴カードを捨てることができます。その後、手札が6枚になるように補充します。

カンブリア爆発

第1海域から個体数トークンがなくなるとカンブリア爆発が発生します。

ルールが以下のように変更されます。

  • 手番にカードを2枚プレイする。
  • 老化の際、1個ではなく2個ずつ個体数トークンを獲得する。
  • 深海特徴カードが使用できるようになる。

深海特徴カードは通常特徴カードよりも強力なものが多いですが、プレイする際はコストとして個体数トークンを支払う必要があります。

ゲームの終了

すべての海域から個体数トークンがなくなると終了条件を満たします。予備の個体数トークンを補充し、そのラウンドを最後まで行ったらゲーム終了です。

得点計算
  • 獲得した個体数トークン1個につき1点
  • 生存している生物のボードに乗っている1個につき1点
  • ボーナストークンに書かれた得点

さまざまな海洋生物を創造

ボドゲのオーシャンズ

さまざまな特徴を生物に付与して個体数を増やしていくゲームです。エボリューションと流れは似ていますが、深海特徴カードが約90種類もあるため、かなり個性的な生物が作れるようになっています。

今回は3人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで2時間ほどでした。

いくつかルールを勘違いしていた点があったため、恐らく通常よりも時間がかかっています。参考までに間違っていた点を記録しておきます。

  • 捨てた深海特徴カードをすべてサプライとして並べていた。⇒遺伝子プールは2枚で、捨てたものはその上に重ねていく。
  • すべての個体数トークンがなくなるまでゲームを続けていた。⇒対象は海域だけで浅瀬に残っていても終了になる。

深海特徴カードはすべて異なる効果のため、捨てたものを並べていくとそれを読むだけで時間を取られてしまいます。

また、終了条件となるのは3つの海域だけで浅瀬にトークンが残っていてもゲームは終了となります。

特殊効果を利用して効率良く個体数トークンを集めていくのが主な流れです。そのために他の生物を襲ったり、たくさんエサが摂れるようにしたりと改良していきます。

さらには他の生物から守るために特徴を増やしていったり、それを無視するような効果をつけて襲ったりします。

襲われて個体数トークンがなくなっても死ななくなったため、エボリューションよりも生き残りやすくなりました。(絶滅判定は老化の際に行われます)

序盤は1枚ずつしかカードをプレイしないため展開は遅いのですが、カンブリア爆発が起こることでだいぶ早くなります。

深海特徴カードがつけられるのも爆発後のため、ここからが本番といった感じです。

深海特徴カードの種類が多いため、かなり多様性はありますが、その分、テキストを読み込む時間がかかってしまいます。また、複数の効果をどんどんつけていくため、処理忘れも起こりそうです。

TCGのようなテキスト効果の応酬が好きな人におすすめのゲームです。

タイトル Oceans
発行年 2020年
プレイ人数 2~4人(日本語版は2~6人)
プレイ時間 60~90分
デザイナー Nick Bentley, Dominic Crapuchettes, Ben Goldman, Brian O’Neill
BGGリンク Oceans | BGG
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。