ハギスは2人、または3人で遊ぶことができるカードゲームです。大富豪のように手札をすべて出し切ることを目的とするゴーアウト系のゲームです。
ハギスについて
ハギスのカード構成はかなり独自です。
5種類のスートに2~10までの数字、さらにジャック、クイーン、キングがスートに属せず独立して存在します。
ジャック、クイーン、キングは各プレイヤーが必ず使うことができ、それぞれの前に表向きで置かれています。
ゲームはベットから始まります。ベットはノーベット、リトルベット、ビッグベットのいずれかです。
全員がベットすることができ、他のプレイヤーと同じベットをしても構いません。
カードの出し方は大きく分けて3種類です。
セット
1~8枚までの同じ数字を同時に出します。
5スートなのに8枚まで出せるというのは、ジャック、クイーン、キングがオールマイティとして使えるからです。
厳密には、ジャック、クイーン、キングは自分以下のランクのカードとして使うことができます。そのため、ジャックをキングとして使うことはできません。
シーケンス
ランとも呼ばれ、同じスートで連続した数字を3枚以上同時に出すことができます。また、ランはペアとして出すこともできます。(8、8、9、9の2ペアのランなど)
ボム
ボムは特別な役で、上記の出し方を無視して出すことができます。
ボムが出されたら以降のプレイヤーは、より強いボムを出していくことができます。
ゲームの流れ
基本的にはは前の人が出したものと同じ組み合わせでカードを順番に出していきます。
その際、前の人と同じ組み合わせで、なおかつより強いコンビネーションでなければなりません。
これを繰り返していき、もっとも早く手札をなくすことを目指します。
1人を除いて、すべてのプレイヤーが手札をなくしたならばラウンド終了です。
ショートゲームでは250点、通常ゲームで350点を獲得したプレイヤーの勝利です。
ハギスを遊んでみて
多くのゲームと違い、全員がボムを使える状態でゲームを始めるため、運の要素が軽減されます。
また、スコアリングでは残っている手札の枚数も得点に関係してくるため、負ける場合でも、より被害が少ないように負ける必要があります。
基本ルールは大富豪と同じような感じなので、そこまで戸惑うことはありません。
大富豪よりも戦略性が求められるゲームです。トランプの大富豪が好き、または大富豪に飽きてきた、大富豪では物足りないという人におすすめのゲームです。
タイトル | Haggis |
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発行年 | 2010年 |
プレイ人数 | 2~3人 |
プレイ時間 | 45分 |
デザイナー | Sean Ross |
BGGリンク | Haggis | BGG |